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それから数日後くらい。
エルヴィンの指示で場所を移動する。
そして私は指示通り装備し、荷物を持った。
「何もされないよね？」
「むしろ今行かねぇと何かされるだろう。中央はお前を狙っていることを俺たちが知らねぇと思ってるからな」
「わかった。審議は？」
「なしだ。全てが今まで通りの生活でいいとの決断をした。恐らく大きな力が働いたんだろう」
「多分…まぁいいや。行ってくる。じゃあ」
私は馬に乗って憲兵団本部を目指した。
移動中に何かされたらどうしようかと思ってたけど、何もされない。
ほんとに狙われてる？
入り口の前にはナイルがいた。
「お久しぶりです、ナイル師団長」
「普通に戻せ。無事で良かった」
「ありがとう。何の用？」
「仕事だ！」
「憲兵団やめれるのかなぁとか思ってたのに…」
「いや、この仕事が終わったらやめろ。内地にいない方がいい」
やっぱり狙われてる？
でも何で？
「何で？」
「中央憲兵の話を盗み聞きしたんだが、お前を狙ってる。ここにいる間は俺が何とかするが、帰りは気をつけろ」
「結構優しいんだね」
「早く帰りたいなら黙って書類を片付けろ。俺の部屋でな」
書類を猛スピードで片付けながら、話を聞き出そうとしてみた。
でも、ナイルの知ってることは私たちと変わらない。
「これで終わり。退団届も。帰っていい？」
「捕まるなよ？」
「うん。またね！」
手を振って部屋から出ようとすると、急にドアが開いて人が入ってきた。
衝突しちゃった…
「良かった…」
「モブリット？どうしたの？」
「団長からハンジ分隊長に伝令がきて、Aを探す中央憲兵を見たと」
「A、声を出すな。モブリットだったか？お前も隠れろ。中央憲兵だ。そこの書斎に入れ。俺が何とかする」
ナイルにジェスチャーで謝罪を伝え、モブリットと書斎に入った。
モブリットは閉めたドアに背をつけて、私はその隣に立ってる。
声が聞こえるけど、何を言ってるのかわからない。
私は小さな声でモブリットに話しかけた。
「リヴァイはこのこと知ってるの？」
「分隊長が伝えに行ったからもう知ってるんじゃないかな」
「珍しいね。モブリットが来るなんて」
「より顔が知られてない俺の方が都合が良かったんだ」
「そっか…外は大丈夫そう？」
「今ナイル師団長が話をつけてるよ」
もし見つかったら？
捕まったら？
ダメ、そんな弱気じゃ。
私はそんな考えを振り払った。
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りんご(プロフ) - veltさん» そう思っていただけて嬉しいです！応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月3日 17時) (
レス) id: f91cc499c3 (このIDを非表示/違反報告)
velt - こういうの好き！！ファイト！！ (2018年8月2日 22時) (レス) id: c2e922b993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご | 作成日時：2018年7月31日 17時
