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『はぁ。よろしくお願いします。』
よろしくって今夜1晩はって意味ですよね?
だよね。真逆今後って訳ではあるまい。


「やった!これからよろしくねー。Aちゃ
ん。」


『え?ちょはい?』


「ん?どうかしたの?」


『否、ちょっと待って下さい。私今夜はよろし
くお願いしますって意味で言ったんですけ
ど??』


「えぇ!?私はこれからAちゃんと仲良く
慣れると思って喜んだのになー。あれ?私(名
前)ちゃんの事助けなかったっけ?あれー?」


『貴方さっき私こそ助かったとか言っていませ
んでしたかっ??』


「はーい。細かい事は気にしなーい。」

『はぁぁ?』
疲れる。この人と居るとすんごく疲れる。


「ねぇ。」

『はい。』


「君は私の事呼んでくれないの?」


『はい?』


だからなーまーえーとか巫山戯た事を言っている男。とんでもなく楽しそうな表情である。


『太宰さん。これでいいですか?』

「えー名字呼び?さん付けなの??」

否、そうは言っても歳上な訳で、流石に名前で呼ぶのはしんどい。呼び捨てもまた然り。


『太宰くん。』


「えー名字...でもいいや。合否だよ!」
何てニコニコとあまりにも嬉しそうに言うから


『ふふっ何を偉そうに言っているんですか。』
嗚呼、私までつられて笑ってしまったじゃないか。


「やっと笑ってくれたねぇ」


『ふふっあはは。はいぃ?アハハハ』
どうしよう止まらない。久し振りに笑ったものだから明らかに可笑しなレベルで笑っている。



「楽しそうだねぇ。ふふっ何だか私まで面白く
なってきたよ」
と太宰くんまで笑い始めた。


「『ふふっ』」







───────正直、ちょっと楽しかった





***
二人揃って床に伏せていた。疲れた。


『もう10年は笑いたくないです。』

「同感だ。腹が千切れるかと思ったよ」



嗚呼、死ぬかと思った。笑いたくなくても、笑いが笑いを呼び辞められなかった。危なかった
死因が笑いすぎだなんて本当に勘弁して欲しい




『はぁぁ疲れた。寝ます。』


「えぇ!?一寸Aちゃん無防備すぎやしな
いかい?」


『そのつもりならチャンスは幾らでもあったで
しょう?』



「はぁ。それもそうかもしれないね。
私も寝ることにするよ。泊めてねー。」


『いいですけど、お仕事始まる時間とか大丈夫
ですか?』


「んー。大丈夫」


『そうですか。あ、ベッド譲りま...』
言い終わらない内に睡魔に呑まれたていた

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作者名:とと | 作成日時:2019年9月10日 19時

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