人見知りマネージャー

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私は監督と別れた後、今日のことをノートにまとめた



そして体育館に向かうべく、1人廊下を歩く





"監督「選手のサポートを頼む……A」"





プレイヤーじゃなくても監督に頼むって言われたらそれは誰だって嬉しい





貴「……頑張るっ」





　「そんなに意気込まなくてもいいんじゃない？」





貴「(ﾋﾞｸｩ‼」





私が勢い良く後ろを振り向くと、一瞬驚いた顔をした後お腹を抱えて笑う石川祐希さん





……人が違うけどデジャヴ





貴「……失礼します」





石川「ちょwwwちょっと待ってwww」





笑いながら私を引き止める





石川「ごめんってwww思ったよりも勢いがよかったからさwww今からご飯？」





浮かんだ涙を拭って言う





貴「…いえ。午後のためにコートの整備やボールのメンテをしようと思っています」





その言葉にまた笑った





………なんだコイツぶっ飛ばしてやろうか





石川「かった‼Aちゃんめっちゃ堅い‼タメでいいよ‼てか、むしろタメでお願いします‼じゃないと、Aちゃんと話すとき毎回吹く‼」





いつの間にか名前で呼ぶ石川祐希さんは目に溜まった涙を拭いながら言う




貴「…毎回吹かれながら話されるのはめんどいし胸くそ悪いけぇ、遠慮なくタメでいく」





石川「急に距離縮まった‼Aちゃんめっちゃ面白い‼口悪っ‼www」





それでも笑う





貴「…………結局笑うんじゃん。マサにぃが言った通りクソガキじゃね石川祐希(笑」





石川「え……」





……え、うちなんか言った？





急に固まる石川祐希に私は不安になる




貴「石川さん……？」





私が呼びかける声ではっとしたように言う





石川「笑った方がいいよ‼今の自然の笑顔の方が断然可愛い‼」





なんて私の両手を掴んで言うもんだから……





貴「あ、ありがとう……」





赤面するのはごく普通のことだと思う

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