悩み事。 (ページ7)

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待っている間、小山に申し訳ないからやっぱりLINE返信しようと再度LINEを開く。
すると…。

小山『シゲ、さっきはごめん。玄関開けて？』

って！小山…何で来てんだ！？
まぁでも、それぐらい心配してくれているってことか。
2件目も3件目も小山。
続けてLINEを見てみると…。

小山『合鍵持っているので開けます。
　 (2件目)』
小山『…シゲ？返事ないから心配だよ…
　大丈夫？』

小山…。
俺は思い切って返事を返した。
その時、ちょうど体温計も鳴った。
その直後に小山が来た。

pipipipi…

シゲ「うわ…まじかよ…(泣)」

ディスプレイに表示されたのは、38.8。
そのタイミングで小山が俺の部屋に入って来た。
俺はもう隠さないと決め、ベッドの横の壁にもたれた。

小山「(トントン…。)シゲー？入るよ…
　って！シゲっ！！！やっぱり…。」
シゲ「小山…っゲホッゲホッ…」
小山「シゲ…熱は？」
シゲ「…これ。」

俺は今測ったばかりの体温計を小山に渡した。

小山「えっ！？シゲ、高ぇじゃんっ！FNS、
　夜の方にずらしてもらったけど…
　出れる？」
シゲ「…出るしかねぇよ…ゲホッゲホッ…」
小山「…倒れられても困るし、翔くんに頼んで
　休ませてもらおう？」
シゲ「…いや…だっ…ハァハァ…ゲホッゲホッ…」
小山「シゲ、本当に辛いんでしょ？
　さっきみたいにキレてもいいから
　話してごらん？」
シゲ「…分かった。キレねぇよ(笑)」
小山「シゲ…。」

小山の大切さを知った俺は、小山に悩みの全てを話す事を決断した。
話して俺の体調が良くなるかどうかは別としてね(笑)

シゲ「…実は、学校で、体育があって…物理も
　あった。」

小山は黙って心配そうな目で俺を見てきちんと聞いてくれてる。

シゲ「そんで、俺、球技とか本当に嫌いで…。
　だけど、女子vs男子だったから、
　女子よりは…と思ってた。でも、俺が
　パスもらおうと足伸ばしたら、
　ボールで滑って転んだ。その時に
　俺の手が加奈子っていう女子に触れて
　転ばせたとか訳分かんねぇこと言われ
　たんだ。結局、女子に5-2で敗れた。
　休み時間に俺は同チームの男子から
　責められた。
　 ″加奈子、今大怪我だぜ。ジャニーズ
　入って気取ってんじゃねぇよ！″って。
　 6限は物理。俺、物理は大の得意で、
　いつも当てられると″完璧！″って
　先生からいつも好まれていた。
　でも(泣)」