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■37.シゲside ページ48

俺はできる所まで東京ドームでリハーサルしようと思っていた。
なのに楽屋で頭痛を抑える為に少し寝ようと思っただけで、マッスーに「帰れよ!!」って。

俺は怒る力もなく、冷静に「分かった」と伝え、帰ってきた。

テレビをつけると、過去に父さんと遊んでいた俺の幼い時の映像。

シゲ「……っ、んだよっ!!!こんな時に…ゲホゲホッ、
  ライブ…俺出ねぇし!!」

俺はテレビを消し、ソファーベッドに横になるとそのまま眠った。

翌朝。

ピピピ…

目覚ましで起きて時計を見ると、小山との約束の時間を大幅に(2時間も)過ぎていた。

シゲ「やべっ、小山…もう流石に怒ってるよね…。」

俺は不安でスマホ見ると小山からLINE。


小山シゲ…おはよう。いると思って来たけどいないから心配でLINEしたんだ。マッスーのこと?大丈夫?

小山…やっぱり優しい。

シゲ小山…俺、暫く仕事休む。ごめん。

そう。俺は昨日、マッスーに「帰れ!!」って言われた後、精神科といつも行く内科に行った。
そして驚愕の診断結果が。

医師「加藤さん…ショックを受けすぎないで下さい。
  あなたの頭の中をレントゲンで確認した結果、
  大きな影が見つかりました。詳しく調べました
  結果、悪性の脳腫瘍が発見されました。
  なので、今日から即入院して、腫瘍を摘出
  しましょう。加藤さんはNEWSの一員でもあり、
  事務所内唯一の小説家でもあるということで、
  早期発見・早期治療が必須です。」
シゲ「……は、はい。分かりました。」

悪性の脳腫瘍か…。
父さんの死因も脳腫瘍だった。
このまま俺も死ぬのかな…怖いよ。
俺のことを待ってくれているファンにも小山達にも悲しい思いをさせたくなんかない!!!

俺はすぐに小山にLINEして面会を頼もうと決心した。
もう隠さない。俺が隠したら…俺は本当に死んでしまうかもしれない。
もう…誰に何を言われてもいい。
俺のガンが治れば…ライブに…仕事に復帰できればいい。


シゲ小山…話あるから聞いてくれる?

小山は今、キャスターやってるからそんなに早くは見れないよね?
そう思っていたらすぐ既読がついた。
あれ…小山、every.は?

小山え、シゲ?どうしたの?
シゲ俺…脳腫瘍だから暫く入院しなきゃいけない。でも、小山達の支えが必要だから、来れる時に面会来てほしい。

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設定タグ:葛藤 , 風邪 , メン愛(ジャニーズ)   
作品ジャンル:タレント
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作者名:紫いも | 作成日時:2017年4月16日 23時

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