愛カギ

変わる心境　宏光side ページ24

宏光side
――翌朝
♪だからスキさスキ

宏光「うん・・・

はぁー」

それはすっきりした目覚めだった。

宏光「うっし！」

いつも以上に気合の入る俺。
きのうAちゃんに本音を言い切って、また会う約束までしちゃって。
俺っておかしいよなｗｗ

でも超スッキリなのは…

〜♪

宏光「もひもひ？よこ〜さん？」

横尾「おい！何時だと思ってんだよ！

今何してる！」

宏光「へ？今歯磨きしてるよー。

今９時だろ？今日は目覚めが良くってｗｗ

余裕で間に合う うふふ」


横尾「はぁ。やらかしたな…

９時に起きるんじゃなくて９時にテレ朝だ。」

メンバー「またかよー」

電話の向こうであきれるメンバーの声…

宏光「うそ！

やっべ！！

すまん横尾さん！！」

そうか、スッキリの1番の理由はいつもより多く眠れたからか。。


もちろんコテンパンに怒られたのは言うまでもないだろうけど・・・


そんな日も含め数週間Aちゃんとのメールはどんなに忙しくてもこまめにしていた。


内容は
「また遅刻しちゃった」とか「今日のサッカーの試合結果」とか
そんな、たわいもない会話のやり取りを交わすだけだったけど、
俺の中では大きな変化で

女性は信じられない。とかただの遊び相手だ。って

思いがとけていくような。

心のカギが1つ外れたような。

そんな心境で。

今、確かに思うことAちゃんとは
今まで関係を持って来た短期的にすぐ「さよなら」出来る軽いお互いの遊び相手とかそういう人になってはいけない。

いや、してはいけない。


ただそう思えた。

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