愛カギ

精一杯の勇気 宏光side(追加) ページ15

俺の高鳴る胸にこのままAちゃんの部屋に居るとただの軽い男になりそうで。


まだ俺自身、恋しちゃったって自覚はないけど
うっすら淡く心にある気持ちが
もう会えなくなるかと思うとツラい気持ちにさせるけど


茜に言われた事がフラッシュバックして


帰ると言った。


かすかに‘かえらないで’なんて聞こえた気もするけど本当に恋しちゃいそうで怖かったし


自意識過剰じゃ恥ずかしいから振り向かなかった。


いや、振り向けなかった


最後にちゃんと挨拶しようと向き直ると
今にも泣きそうな寂しそうな顔して


精一杯勇気をだして食事に誘ってくれたのが分かって


本当に嬉しかった。


それで今、食事の準備を待っている間Aちゃんをﾁﾗｯﾁﾗｯとは見ているんだけど本当に可愛いいｗｗ


…暇だなぁ。


寝ちゃうのも悪いし。


ふと目に付いたのはテレビの横に置いてあるCDラック。


普段何聞くのかな？
気付いてないし、ちょっと位見ても良いかな…


で。目に付いたもの
それは大量の先輩のCD


………(ﾟ-ﾟ)ﾌﾘｰｽﾞｷﾀﾔﾏ。


宏光｢え。もしかしてｼﾞｬﾆｦﾀ？｣

A｢ご飯、お待たせしました〜って。あれ？北山くん？｣

宏光｢あ、はい。｣


A｢なにそこで固まってるの??

あ、見つかっちゃいましたか｣


宏光｢え。あ、や。あの｣


A｢先輩の写真見ただけでﾌﾘｰｽﾞしちゃうなんて...


そんなに先輩怖いんですか？｣

宏光｢いや…
そうじゃなくて。誰が好きなの？｣


A｢何かを一生懸命にやってる人ってみんな格好いいですよね(笑)｣


…え。うまく交わされたんですけどーｗ


宏光｢あ、俺達のもある。
聞いてくれてるんだ//｣


A｢一応今デビューしてるグループの1stシングルは全部並べてあるはずです(笑)｣


宏光｢あのさ、誰担？｣


A｢え。秘密です♪｣


宏光｢は？俺の秘密喋っただろ〜!!｣


A｢ひ･み･つ｣


宏光｢そりゃないでしょ!!｣


A･宏光｢っぷはは(笑)｣


それからAちゃんの得意料理を頂いた


　

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