大惨事 ページ32
ーKiyo Sideー
Aさんを連れて家に帰ってきた。
とりあえずソファに座らせる。
『Aさん？おーい…』
そう言って体を揺すると
うっすら目が開く。
「ん…」
目を擦りながらぽけーっとしてる。
『大丈夫？今日ベッド使って良いんで。
歩ける？』
そう聞くとこくんとうなずいた。
そして、いつもの癖なのか。
全然目が開いてないのにアクセサリーを
次々と取っていく。
俺は無言でそれを手に預かる。
そしてすくっと立ち上がって
スーツのジャケットを脱ぎ始め
ブラウスに手をかけ始めるので…
『ちょちょちょ！！！それは！』
と手を止めた。危ねぇ…
そして、動きが止まる。
そのまま、寝室に案内した。
『ここ、使ってください』
と部屋に入れると
「ありがとうございます…」
と小声で聞こえた。
はぁー…びっくりした。
気持ちと裏腹に久しぶりに会えた
Aさんに嬉しく思っていた。
はぁー俺重症だな。
同じ家の中に居ると思うと
なかなか寝付けなくて、結局寝たのは明け方だった。
カタンと言う物音で目が覚めた。
ふと目を覚ますと多分目の前にAさんがいる。
メガネメガネ…
メガネをしつつAさんの言葉に返事をしつつ
目をやると…
？！？！？！
グリンと急いで逆方向を見る。
「…ごめんなさい。私本当キヨさんに
迷惑ばっかかけて…」
『違う！そうじゃないんです！
そうじゃなくて…』
俺は慌てて、自分がかけていた毛布を
Aさんの下半身の前にやる。
「？」
Aさんはキョトンとしている。
『Aさん…スカート…』
そう、彼女はスカートを脱いで
ストッキング姿になっていた。
もちろん下着も丸見え。
彼女は下を見て発狂した。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ！
ご、ごめんなさい！！私癖で…！
自分家と同じ行動しちゃってたんだ！！」
慌ててしゃがむAさん。
おれは手を伸ばした先にある
洗濯しておいたままのジャージに手を伸ばす。
『良かったら…これ。脱衣所あっちです。
俺こっち見てるんで。』
「ううううう…何から何まですみません…」
彼女はダッシュで脱衣所に行く。
「あの、キヨさん？」
『はい？』
「洗面所…借りても良いですか？
化粧ボロボロで…」
顔だけひょこっと出して彼女は聞く。
.
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yui(プロフ) - moonさん» ありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです！ (2021年1月27日 9時) (
レス) id: 6185ed1188 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - A Howaさん» バングルか！言葉が出て来ませんでしたwありがとうございます。 (2021年1月27日 9時) (レス) id: 6185ed1188 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - 終始ニヤニヤが止まらないです笑 (2021年1月26日 18時) (レス) id: d4aa8c24fc (このIDを非表示/違反報告)
A Howa - キヨさんが手首に着けているやつってバングルって言うらしいですね! (2021年1月16日 17時) (レス) id: 92e4f64a0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2020年2月16日 8時
