検索窓
今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:8,965 hit

*妻と弁当* ページ6

簓side



簓「なんやこれーーー?!?!?」



愛妻弁当…なんとまあ響きがいい言葉よ…



うちの可愛いAが作ってくれる弁当は、それはそれは天下一品ものでめっさ美味い



楽屋に行くともちろん弁当はあるんやけど



何故かいつも作ってくれるA



それが嬉しゅうてマネージャーに自慢し続けたら、はいはいとテキトーな返事されたけどな!



そんなある日、Aと些細な喧嘩をしてもうた



冷蔵庫にあったAの好物を食べてもうた



簓「そんなに食べられたくないんなら名前でも何でも書いときなはれや!!!」



A「うーー…!!わ、た…しのぉお…!!」




お前悪いやん!って思われるかもしらんけど…しらんけどっ!!

その…

Aのぷりぷり怒ってる姿がなんともかわええから…

長引かせてもうて…


A「……ぅぅ……し、ら…な…いっ!!!」



プンスコ怒りながら自室に戻ったAの後ろ姿を見て

あぁ、明日Aの好物買って帰って謝ろって思った

ほんで次の日の朝、もちろんAは弁当を作ってくれた

まだ怒っとったけど…


仕事に行って、楽屋に戻って、さぁ弁当食べよーって思って開いてみたら


おかず無しの日の丸弁当だけやった


ほんで冒頭の叫びに至ったっちゅうことや……



簓「って…!!誰に説明しとんねん!!なんやこれ!!おかず無しの弁当なんかある!?!?
はっ…もしかして…昨日怒らせたからこうなったんか…!?
あーーー…やらかしてもうた……素直に謝っとったら…」



ガックリと肩を落として、それでもAが作って(?)くれた弁当やから素直に食べた



帰りにスーパーに寄ってAの好物を買って、とぼとぼと自宅に着く


簓「…ただいま……」


A「…ぉ…かえ…りぃ…」


ムッとした顔で出迎えてくれるAがなんとも可愛くて、見てたい気持ちもあったんやけど、弁当があのままやと辛いからスっとAの好物を差し出した



簓「ん、…これAの好物…ほんで、俺が悪いのに謝らんくてごめんなぁ」



謝りながらAに渡すとAは素直に受け取り


A「…あや…まって……くれ…た、から……でも…あり、がと…ぅ」


ギューッと俺に抱きついてきた


んんん、可愛い…めっちゃ可愛い、好きぃ……



簓「実はなぁ…Aの怒ってる姿が見たくて…謝らんかっ…イテッ」


べしっとデコをチョップされました。


次の日はおかず有りのちゃんとした弁当でした。


あれ?作文?

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)


←*友達の話*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あーるぴーじー | 作成日時:2022年11月16日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。