話すのが苦手な妻を夫は溺愛してるようで【ヒプノシスマイク】

リク*妻と誕生日 ページ45

*簓






簓「うぐぐぐ……………」




盧笙「いつまで迷ってんねん、はよ決めな」





簓「Aの誕生日やで！？ちゃんと決めなあかん」





そう、今日はAの誕生日





仕事帰りにプレゼントを買って帰ろうと思って





今女性がたくさん来る店に来ている





男性が二人女性の店でうろちょろするものだから





盧笙もそろそろ離れたくなっている





盧笙「……あ、せや、そういうときは店員さんに聞いてみいや、女性の好きなものは女性に聞いたらええやろ」






盧笙の考えで店の店員さんに聞いてみることにした





が、簓は不審者みたいな格好をしているので待機





盧笙が聞いてくることにした






帰ってきた盧笙に話を聞くと





プレゼントには意味があるいい意味も悪い意味も





その意味を知ったうえでどれを選ぶか





ある棚に置いてある、女性がいつもつけてある

化粧品を選んだ……




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






簓「ただいま〜」





A「お…かか、えりぃ…」






簓「ほい！ケーキ買ってきた！！誕生日やろ？」






Aははっとしてた、自分の誕生日忘れてたんか…






そのあとご飯を食べて、ケーキを出して






二人で食べて、プレゼントを出した






簓「はい、誕生日プレゼント！気に入ってくれるとええなぁ…」






A「！！……あ、あい…がと、う！」






パカっとプレゼントの箱を開けると





中に入っていたのは





口紅だった





Aは可愛らしいので、赤くせず、
薄いピンクの口紅にした





Aは幸せそうに微笑みながら、

そっと口紅につけてみる




簓「っっっ！！！か……わ……」





薄くピンクがかった唇がまたAの可愛さが増して



キスしたくなる衝動に駆られた





でもつけたばっかの唇にキスするのも悪いと思って




簓「……コホンッ…ほな寝よか、また明日も早いし」





席を立ちそそくさとその場から離れようとする





すると、Aが呼び止める





A「…ん、ん！」





おいで、と手招きをするものだから




ぎこちなく近寄ってみると




頬に優しくキスをされた





簓「…………へ？？？？？」






A「えへ……おあ、すみぃ…」





と照れながら二階へと上がるAの後ろ姿を見て





一人うずくまりながら萌えていたのは簓しか知らない








口紅:貴方にキスをしたい

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