話すのが苦手な妻を夫は溺愛してるようで【ヒプノシスマイク】

妻の読書 ページ5

*簓



Aは本を読むのが好きや


だからよう本を買って帰んねんけど


本を読んどるAはあんまし俺に構ってくれへん…


男やけど！寂しいもんは寂しいねんて！


簓「A〜話聞いてえなぁ〜」


話しかけても聞く耳さえ持たん…


簓「……もう、こうなったら…」



簓「うりゃ〜！！」


A「…！？」


俺は叫びながらAに抱きついた
少しでもええねん、Aと話をしたいねん…


それを察してくれたんか、Aは本を置き、抱き返してくれた



A「…ご、めえ、ねぇ」


簓「なんでAが謝るんよ！俺が構って欲しかっただけで…」


A「……い、いこ、いい、こ！」


優しく頭を撫でるAの手


あ〜敵わへんなぁ〜…


やっぱり仕事が忙しいこともあって
遅くなってAと話す時間がない


Aは寂しくないんか…？


簓「…なぁ、俺がおらんくても寂しいないんか？」


するとAは話そうとしたが

A「さ、みみ…あい……うぅ…」


やっぱ長いと無理があるやんなぁ…

こういう時はよくペンと紙をわたして書かせる


綺麗な字で書かれとった


『寂しくないよ、だって簓が帰って来る場所はここでしょ？』


…せやな、俺が帰ってくんのはここしかあらへんもんな！


簓「せやなせやな！俺が帰ってくんのはここだけやな！
あーかわええなぁ！ほんまかわええ！
愛しとるでA」ﾆｺｯ


かわええこと言ってくれたお礼に
ほっぺにちゅーしてもうた

真っ赤になってほんまにかわええ


あー…こんなん襲ったらどうなんねんな〜！！

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