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「待ってよ、待って。一旦整理しよう」
近すぎると、色々と厄介だ。裕太の膝から降りようとしたけど、しっかりと腰に手を回されて思うようにいかない。
…なんだこの手は!ペシッと叩くけど、満面の笑みを浮かべてる。
「Aちゃん〜離さないって言ったよね?」
「いや、冷静になろ?ね、裕太ちょっとおかしいよ」
「おかしくないよ。俺はいつだって冷静沈着」
そう言いながら、ショーパンからはみ出た太ももを嫌な手つきで摩った。
「ちょっ……!えろ森!やめろ!」
「ふはははは!えろ森裕太でーす。あまのじゃくちゃんがやめろってことは、まだまだして欲しいのかな?」
何度も何度も太ももを往復する手が、際どい所まで侵入してきた。嫌がる私を面白がってるのか……とにかく、やめて欲しくてもがくもがく。
「あー…」
いつの間にか、押し倒されてる体勢になっちゃってて、見下ろされる眼差しがギラついてることに気がついた。
男の目をした裕太が、少し怖くて目をそらす。
「…もうやめとくわ。やばいやばい」
すぐに目の色を戻してふにゃっと笑うと、私の背中を手を入れて起き上がらせた。普通に肩を並べて床に座る。
そして、なんとなく沈黙…。
「Aさ、キス初めて?」
裕太がニヤニヤしながら覗き込んできた。
「……黙秘権を行使します」
「初めてか…ラッキー」
おどけるように笑って、またほっぺにチュッとしてきた。
…甘い、甘すぎる。この甘い空気に慣れなさすぎて、そわそわする。戸惑いを隠し切れない。
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七子[ななこ](プロフ) - よしさん» よしさん!遅くなりました汗。すっごく中途半端なんですが、一旦終わりにしてみました〜(^ω^)千ちゃんの出番も考えてますよ!お楽しみにしていて下さい☆彡 (2017年12月24日 12時) (レス) id: 77f7625ffe (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - 七子さん、二人のハッピーエンドがメチャメチャ嬉しい(*^^*)です。すごく幸せな気分。裕太目線での4章が安心して読めます。今までの気持ちの答え合わせしてるみたいでキュン。続きで甘々裕太も楽しみにしてます。千ちゃんの出番もあるかな? (2017年12月22日 23時) (レス) id: 78b351736a (このIDを非表示/違反報告)
七子[ななこ](プロフ) - よしさん» よしさん!ハッピーエンド、にしたいんですが千ちゃんが出てこれなくて……!どうしよう!と思いつつ、千ちゃん担当にはまたの機会に待ってもらおうかなぁとか考えたり笑。クリスマスにはいい感じになってるといいですねぇ(p_q)がんばります!ありがとうございました*゚ (2017年12月4日 10時) (レス) id: 77f7625ffe (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - 玉ちゃん☆幼馴染みのお話が大好きです。もう、切なくて、もどかしくて…。早く二人のハッピーエンドがみたいなぁ。今年のクリスマスには幸せな気持ちになれるかな?これからも楽しみにしてます (2017年12月4日 0時) (レス) id: 78b351736a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七子 | 作成日時:2017年12月3日 10時