今日、幼馴染みやめます 。【Yuta.T】

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「九州に居るはずのみっくんが。なぜジャスコにいるのかな？」




「……さぁ？」




「この期に及んでもしらばっくれる気？」




「………」




今度は裕太がだんまり、プイッて顔を逸らす。幼稚園児か。

形成逆転、よしよし。




「連絡先、教えて？」




私の一言に、怪訝な表情を作った。




「何で？」




「何でって、会いたいからに決まってんじゃん」




「A大好きだったもんなぁ、みつのこと」




バカにしたように、ふんって鼻を鳴らす。

なんか…ムカつく。




「好きだったよ？あれは初恋だったと思う」




わざとらしくそう言うと、チラッと裕太の様子を伺った。

当たり前の如く、無反応。




「みっくんみっくんみっくん！マジで煩かったもんな」




「だって、みっくんかっこよかったじゃん！」




「チビだけどな」




「え？みっくんって小さかったっけ？」




「ちっせーよ。Aより小さい」




「裕太の方が小さかった気がするんだけど」




「当時は、ね」




今は裕太より小さいってこと？

……ダメだ、全然想像つかない。今現在のみっくんに会いたい。絶対かっこよくなってる。




「裕太様、お願いします。みっくんに会わせて下さい」




「どうしよっかなぁ〜」




ベッドの上で土下座。…うう、屈辱的。

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