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「俺たちってさぁ、一番合うと思わない?お互いのこと、知り尽くしてんじゃん」




耳元に、ひそっと掠れ声が吐息と共に吹きかけられた瞬間。

背筋かゾクッとして、全身ビリビリと電流が走ったみたいになった。

ヤダ、やめてよ。って思っても声が出ない。




「試してみる?」




ベッドが軋む音が耳について、心臓が急速に動き出した。

や、や、や、や、やめてくれ。

やめてくんないと、私………。




「ひゃっひゃっひゃっ!なぁーんちゃっ……て、え?」




覗き込んできたまあるい目が、更に大きく見開いた。

理由は、私がとんでもない顔してるから。

自覚症状がある。

動悸が激しくて、手と唇が震えて。

こんなに顔が熱いってことは、赤面半端ないと思う。




「さいっ…てー…」




込み上げてくるものを何とか抑えようと堪えたけど、制御不能だった。
ぶわっと出てきた涙で視界が揺れて、すぐにダムが崩壊した。

あーあ……。




「待て、A。お前…」




「黙りやがれ、クソ森」




「クソ…もり」




「出てけバカ」




「ちょ、A…」




泣きながら腕をぐいっと引っ張って、無理矢理ベッドから引きずり下ろした。
好きだけど、嫌い。顔も見たくない。一刻も早くこの場から居なくなって欲しい。




「A、ごめんって」




「うっさい。消えて」




滝のように流れ出る涙を俯いて隠しながら、裕太を部屋から追い出そうと背中を押すけどびくともしない。

なんだこの岩みたいなの。全然動かないじゃん…。

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 玉森裕太 , 幼馴染み   
作品ジャンル:タレント
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七子[ななこ](プロフ) - ちゃんたまさんっ、コメントありがとうございます!キュンキュンしてくれてますかー?!玉ちゃんは何考えてるか分からない感じにしてるので、やきもきしてください♪*゚これかも頑張ります! (2017年9月20日 13時) (レス) id: 77f7625ffe (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんたま(プロフ) - 更新いつも楽しみにしています!久しぶりに甘酸っぱいような…ほろ苦い様なお話にキュンキュンしています。主人公ちゃん頑張れ〜〜って応援しています!裕太くんの気持ち気になりますね… (2017年9月20日 10時) (レス) id: 97dc92da5c (このIDを非表示/違反報告)
七子[ななこ](プロフ) - 桜さん» 桜さんっ、コメントありがとうございます!結構無理して学生生活のことを思い出してますが…笑。おかしい所あったら教えて下さい(^ω^)これからも宜しくお願いします○┓ (2017年9月18日 11時) (レス) id: 77f7625ffe (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します♪♪七子さんのお話大好きです(*^^*)応援しています(*^^*) (2017年9月18日 11時) (レス) id: 54b9345723 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七子 | 作成日時:2017年9月14日 22時

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