今日、幼馴染みやめます 。【Yuta.T】

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「いっただきまぁあす」




七味を振りかけて、手を併せる。
何も言われないように、一気に食べ始めた。




「いただきます…」




裕太も納得いかない感じはひしひしと感じるけど、食べ始めた。よし、セーフ。この話はフェイドアウトさせていくことにしよう。




「うまっ、これだよーやっぱり」




私がそう呟くと、裕太がクスッと笑った。




「A、ダイエットしてたんじゃなった？」




「してるよ。でも、今日はご褒美day」




「うわーでたでた、ご褒美day。自分に甘すぎ」




「うっさいわ。裕太が誘ってきたんじゃん」




「んはははは、そうだなー」




豪快に笑いながらズルズルと麺を啜る。
しかもそれ、大盛りだよ。そんな食べるのに、なんでこんなに細いんだろう。大食いなのに太らないとか、マジでズルすぎる。




「昨日も言ったけど痩せなくていいって。今のまんまが一番いい」




「…自分に甘すぎとか言っといて、そんなこと言うー？」




「ダイエット中にラーメン食うのはどうかと思う。でも、Aはダイエットはしなくていい」




「意味わかんないー」




ねぎみそ、美味しいなぁ。ダイエット、しなくていいのかなぁ。ふぅふぅ、ずるずる。




「さっきの話の続き。根に持つほど、何嫌なことされた？」




「………」




まだその話続いてたんですか？
言いたくありません。言ったところで、過去は変わりません。




「………」




無言の抵抗。




「それで逃れられると思ってる？」




裕太、意外にしつこいんだった。

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