# LOVE 39 % ページ42
【 A side 】
「ねぇねぇ、そこのお姉さ〜ん。」
少し急ぎ足でお弁当を取りに帰っていると、後ろから随分と間延びした声に足を止めて振り返る。
「・・・えッ、うっわ!!やべぇ!こんな美人千葉に居るんだ?!」
「このお姉さんに逢えただけでめちゃくちゃ収穫じゃん!東京出てよかった!千葉サイコー!!」
『??・・・ありがとう?』
なんだかオシャレでイケイケな感じの4人組が目の前で 私のことでワイワイ していたから首を傾げる。
「美人なねーちゃん。俺ら人探してんだけど、」
「ちょっとちょっと岩田ちゃん!こんな美人さんに逢ったらまずは自己紹介でしょ!お姉さん、俺ね紅野ってゆーの!」
人懐っこそうな笑顔を見せる紅野さんに握手を求められ『 私はAだよ 』と握手に応じると彼は満足そうに笑みを深めた。
そしてそのまま他の人の自己紹介を進めてくれた紅野さん。
ふわふわ した髪の人が ゴローさん でスキンヘッドが岩田さん、リーゼントがユタカさんらしい。
・・・って、いけない。こんな ザ・オシャレさんたちと話すのもいいけどお弁当のこと忘れてた。
『ちょっと私学校行かなきゃだからまた会えたら東京の話聞かせて!会ったばっかでごめんね。』
紅野「えぇぇ!?もう行っちゃうのぉー。」
ユタカ「ったく、紅野さん子どもじゃねェんだから。また会えますって。な、Aちゃん。」
私の腕を身体と共に横に振りながら駄々をこねる紅野さんに、ユタカさんが軽く喝を入れる。
紅野さんが嫌々離れると、私はお弁当を取りに急いだ。『 ありがと!またね! 』と手を振り、家へと急いだ。
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『!・・・中山さん!!大丈夫?!』
中山「っ、ぁ・・・A、さん・・・。」
お弁当を持ち、学校へ早く戻ろうとして大通りではない道を行くと、開久の中山さんが倒れていたから駆け寄って軽く手当をする。
話を聞くと、どうやら4人組の東京の人達にやられたようだった。
『 (東京、4人組・・・。) 』
・・・まさか、ね。
『今から相良センパイたちに報告行くの?』
中山「そッす!手当あざました!」
フラっと立ち上がった中山さんが心配になり、少し支えた。もう学校遅れてるし、せっかくなら開久の校門まで支えていこっと。
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いぬぬわん - めっちゃ面白かったです!!!続き待ってます! (1月8日 17時) (レス) @page45 id: 03797267cc (このIDを非表示/違反報告)
鈴美歌 - 面白くて、一気読みしてしまいました!大好きです!ユタカちゃんとの絡みが欲しいです! (2020年11月5日 15時) (レス) id: 5ffb6e02ad (このIDを非表示/違反報告)
メイル(プロフ) - ありがとうございます!楽しみにしてます! (2020年10月11日 21時) (レス) id: 9d54d83454 (このIDを非表示/違反報告)
レナート(プロフ) - メイルさん» こちらこそ大好きです() 了解致しました!上手い具合に話に入れ込むか、番外編みたいな感じで書きますので、楽しみにしていただけると喜びます!! (2020年10月11日 20時) (レス) id: cb45d26f42 (このIDを非表示/違反報告)
レナート(プロフ) - おもちさん» 初めまして!有難いお言葉ありがとうございます・・・!!ドラマを観ながらの更新なので、もう少し時間かかってしまいますが、必ず更新するのでこれからもよろしくお願いいたします!! (2020年10月11日 20時) (レス) id: cb45d26f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レナート | 作者ホームページ:@renato_uratuku
作成日時:2020年8月9日 19時