狂犬くんの彼女(仮)【今日から俺は！！】

偽装恋愛03 ページ4

貴女side





開久の彼と並んで歩く帰り道


どう考えても私より背が高く、脚も長い彼なのに
歩調を私に合わせてくれているみたい。


彼の優しさに少しキュンとしてしまった





『あのっ…助けてくださって
本当にありがとうございました』





沈黙が耐えられなくて、
とりあえず先程言えなかったお礼を言う





相「別に…礼言われる程の事じゃねェよ」





ぶっきらぼうにそう言う彼だけど、
その横顔は少し赤く見えた





『…名前、聞いてもいいですか？』





相「相良…相良猛、開久2年だ」





相良さん、か…
あ、同い年だからくん付でもいいかな？


なんて1人で考え事してると
相良さんから視線を感じた
なんだろう？と思って首を傾げる





相「お前は？…名前」





あ、そうか、私名乗ってなかった…
礼儀のなってない奴とか思われてないかな？





『齊藤Aです。軟高2年です
相良さん、同い年だったんですね！』





そう言う私の方を不服そうに見てくる相良さん。
え、なにか変なこと言っちゃったかな…





相「…さん付けやめろ。あと、敬語も」





頭をガシガシっと掻きながら、
そっぽを向いて言った


相良さ…相良くんって、照れ屋さんなんだ笑





『わかった…相良、くん！』





くん付にも少し首をかしげたけど、
でもタメ口になったから満足したようだった





・

いちごみるくより愛を込めて。→←偽装恋愛02

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーアルファベット

X

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す