キメツ学園の恋愛事情

特別授業〜エイプリルフール〜煉獄杏寿郎 ページ36

りおんside

ただいま朝の7時半！

天兄ももう起きているんだけど

実は！

今日はエイプリルフール！

りおんちゃん取っておき…では無いけど

嘘を仕掛けてみよう

『天兄』

宇「どうした？」

『嫌い』

宇「は？」

ｶﾞｼｬﾝ!!

『え、ちょっと！大丈夫?!』

天兄がホットコーヒーを零した(盛大に)

『拭いて拭いて！熱くなかった？大丈夫？』

天兄にタオルを渡して

私はテーブルや床に散らばったコップの破片などを拾いながら拭いていた

宇「な、なぁ」

『ん？』

宇「俺の何処を嫌いになっちまったんだ？」

『嫌いじゃないよ』

宇「は？」

『エイプリルフール( ¯﹀¯ )』

宇「お前!!ふっざけんなよぉぉ」

『私が天兄の事嫌いになる訳ないじゃん』

宇「本当か？」

『YES』

宇「朝からド派手に疲れたぞ」

『私は派手に面白かったぜ！』

宇「そ〜かいそ〜かい、おら、学校行け〜」

『お！やばいっスね、行ってきます！』

てか、天兄遅刻じゃね？









もう放課後かぁ、

これで嘘つくの最後にするか

誰がいいかな〜

おっ！

『こんにちは！煉獄先生』

煉「む？どうした？」

ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！かっこいい!!

今日だから言えることを言おう！

『先生、好きです！』

煉「むぅ?!」

『好きです』

煉「…すまんな、生徒と教師という立場だ、付き合うことは出来ん」

『……先生』

煉「どうした？」

『今日何の日か知ってます？』

煉「今日は確か、4月1日だ」

『そそ、4月1日は〜！エイプリルフール！』

煉「確かにそうだ！
という事は騙したのか」

『イエース！先生って騙されるのね笑』

煉「君が騙すのが上手いだけだ！」

『照れちゃいますよ〜』

煉「ただ！嘘で告白はやめなさい。本気にしている人がいたらどうするんだ」

『嘘じゃないんだけどなぁ(ﾎﾞｿｯ)』

煉「何か言ったか?」

『いーえ何も、嘘告は先生にしかしてないから大丈夫ですよ』

煉「…そうか！もう帰りなさい、暗くなるぞ」

『はーい！さようなら！』

煉「うむ！さようなら！」

煉(むぅ…いつもははっきり断るのだが…)




宇「煉獄の野郎、派手に本気にしてやがる」

今日ずっとりおんちゃんを見ていた天元でした









りおん(ん？ちょっと待て、教師と生徒っていう関係じゃなかったら付き合ってくれたのか？)









ムッ「ま、今日4月2日だけどね(๑＞؂•̀๑)ﾃﾍﾍﾟﾛ」

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