同居人は学校のアイドルたち

過去の話し ページ32

〜貴方side〜





先輩たちがカフェに入って来て私の名前を呼んだ




健｢(人１)ちゃん♪………って大我！？」


風｢なんでこんなとこにいるんだよ！」




へ〜大我さんって言うんだこの人…


よく分からないけどなんかすごく質問してるｗ


それを見て笑う大我さん


アメリカに行ってたのか…


会社？会社の社長さんの息子さんてこと？


約束？






それからの話は聞けば聞くほど分からなかった


ってか絶対私の存在忘れてるよねｗ



まぁ久しぶりに会ったっぽいし、話し止めるのも悪いし


ここは静かにしてよう






大｢(人１)ちゃん今日はありがとね」





あっ名前…覚えてくれたんだ…

なんか嬉しいかも…





大我さんが帰ったあと先輩たちはボーっとしてた




健｢ごめんね(人１)ちゃん、勝手に盛り上がっちゃって」


風｢なぁ中島ホントに大我だったんだよな」



めずらしく大人しい菊池先輩

男の友情ってやつなのかな？かっこいいなぁ





さっき話してたことくわしく聞きたいけどなんかそういう雰囲気じゃないし、いっか




貴「帰りましょうか」


健｢話し聞かないの？」


貴「聞いても良いんですか？」



そりゃ聞きたいよ

気になるし…



風｢中島」



中島先輩の腕を掴んだ菊池先輩



健｢風磨、俺はね隠す必要なんてないと思ってるよ

風磨は違うのか？」


風｢そっか…そうだよな」




それから中島先輩はゆっくりと話してくれた

その間ずっと菊池先輩は下を向いていた





不良だったこと、大我さんとの約束のこと




貴「そうなんですか…

話してくれてありがとうございました！」


風｢え？軽蔑しないのか？」



やっと顔を上げてくれた

軽蔑？私が？どうして？



貴「はい？なんで軽蔑なんか…」


風｢だって元不良だぜ？」


貴「そんなの関係ないですよ

たとえケンカで人を傷つけたとしても先輩たちは変わろうとした

それはすごいことだと思いますよ！」


健｢本当に変わってるねｗ」


貴「それに大我さんとの約束守ってるじゃないですか！

かっこいいですよ！尊敬します！」



思ったことを正直に先輩たちに伝えた



風｢ははっバカにしてんのかよ」


貴「えっそういう風に聞こえましたか？

本当に尊敬してます！本当ですよ！」


健｢ありがとね、(人１)ちゃん」


風｢んじゃ帰るか！」


貴「はい！！」




私たちは３人並んで帰った

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