第３０４話「私にとって」 ページ15
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鬼瓦「お嬢ちゃんよく剣崎の考えが理解できたな」
鬼瓦さんと２人きりのパトカー
無茶を言って雷門までの同行を許してもらった私に、鬼瓦さんが話を振ってきた
貴女「わかったって言うよりアイツならきっとこうする、って思ったんです
元々剣崎はエイリアにいるときから苦手…というか嫌いだったので」
鬼瓦「そうかい、まぁお前さんも円堂に魅せられた１人なんだろ」
魅せられた…?
貴女「…と、言いますと?」
鬼瓦「円堂とは大介さんからの仲でな
俺も円堂守のサッカーに魅せられ、魅了された１人なんだ」
貴女「大介……ぁ、円堂のおじいちゃん!」
鬼瓦「そうだ、円堂守の叔父
円堂大介はあのイナズマイレブンに所属し、サッカーをやっていた
それはそれは素晴らしいプレーだったよ
一瞬で見入っちまって目が離せなかった
…まぁ、影山の手により潰されちまったがな」
貴女「影山…」
サッカーとは、本当に不思議なものだと思う
こうして良くも悪くも、色んな人との繋がりが出来るのだから。
鬼瓦「…心配か?」
貴女「ぇ?」
鬼瓦「何とも言えないが、円堂たちが心配だっていうのは顔に出ている」
貴女「……」
鬼瓦さん洞察力半端ないなぁ、さすが刑事
それとも私が顔に出やすくなってるのかな
まぁどちらにせよ
貴女「心配…にはなります
どうか彼らには無事でいて欲しいものです」
ものすごい胸騒ぎがする
ハッキリ言って、嫌な予感しかしない。
円堂…皆…
鬼瓦「お前さんにとって今の雷門イレブンはなんなんだ?
敵だったんだろう」
貴女「…私にとっての…」
円堂や皆は…今の雷門は…
貴女「…新しく出来た、自分の居場所です」
鬼瓦「居場所?」
貴女「はい、何故だか雷門の皆といると、本当の自分でいられる…エイリアの味方として、諜報員として雷門に潜入してる時だって
何度も素が出そうになったり、自分で自分の正体を明かそうとしたり…
何と言いますか…彼らには嘘をつけないです
特に彼…円堂には…
彼はどんなに私が悪い事をしていた仲間の一味だと知っても」
≪おかえり!A!!≫
貴女「温かく、迎え入れてくれる
敵である私のお願いを果たしてくれた…
雷門の皆も、散々ひどい事をしてきた私を受け入れてくれた…
だから、剣崎のせいなんかで
大切な場所を、人を…傷つけ、失いたくはないんです」
そのために私は、これから剣崎と戦うんだ
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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キリンロング - うわあああああああああ(泣)面白かったです！！私も徹夜で見ました！！ (2018年9月25日 0時) (
レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - フォンさん» コメありがとうございます!!なんと徹夜で!?嬉しいです!!!ですがお体を壊さない出くださいね!? (2018年3月21日 16時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
フォン - めっちゃ面白かったです！徹夜してみてましたwww！！ (2018年3月21日 4時) (レス) id: a674275b02 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - 狂ったピエロさん» えぇええ！ありがとうございますぅうう！！！すごく嬉しいです！そんなに褒めてもらったの初めてなのでとても嬉しいです (2017年10月3日 17時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
狂ったピエロ - 語彙力が無いので最高としか言えませんがただひたすらに最高でした！ものすごくクオリティが高くて、丁寧に書かれているし小説書くのが上手なんですね！心理描写がとても綺麗で繊細なので読み応えもありました！ (2017年10月3日 14時) (レス) id: 77b8622472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉狩莉緒菜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/futere/
作成日時：2016年8月30日 1時
