私と彼とのほのぼの恋人記3[文スト]太宰治

よく・・・分からない ページ7

貴『で。立てる？』

太「体がかじかんで上手く動けなーい。それにここは深いから足も付かなーい。嗚呼誰か引っ張り上げてくれないかなー」

貴『あんな決め台詞言った後に良くそれが言えたな。ほら、手、掴んで。』

太「持ったよ」

貴『よいしょっと。歩ける・・・よな？』

太「歩けるよ」

貴『また風邪引いたら自業自得だからね。ほら、こんなに手も冷たくなってるじゃん。』

太「ふふふ」

貴『どうしたの？うわぁっ！？冷たっ！？』

急に首筋が冷たくなった。その原因は・・・はい。治です。後ろから手を両手を回して抱きついてるみたい

太「こうすれば温かい」

貴『冷たいし。重い///』

太「あれぇ？A顔赤いよ？もしかして照れてるのかなぁ？」

貴『照れてないっ！赤くなってもない！///ほら、歩きにくいから。他の人も見てるでしょ！』

太「はいはい、素直じゃないねえ」

貴『朝から不健康な事してた治に言われたくないし。って、治？何処行くの？』

太「少し寄り道をね。用があるのだよ。Aは先に帰ってて」

貴『でもっ、この前みたいな事が有ったら・・・』

太「大丈夫だよ、此処は人通りも多いからね。」

貴『何かあったら電話してよ？』

太「勿論さ」

今日は遊園地に行く予定です。え？なんで遊園地かって？他に行く場所が思いつかなかったからだよ
だから早く帰ってきて欲しい。本人の前では言わないけどね。え？だってなんか照れるじゃん

〜寮〜

ドン！メキメキメキ

貴『なんか隣から凄い音するんだけど。』

隣は姫芽達の部屋。右側は国木田の部屋。となれば確実に姫芽達の方の部屋でしょ

携帯で連絡してみよ

A凄い音聞こえるけど・・・何してるの?
さくらさっき起きたんだけどさ
Aうん。
さくら隣見たらがれちゃが居て抱き付いたら
A羅生門デスカ
さくら当たり

マジかよ。まずなんで居るんだよアイツ。
また国木田の血の叫びが←

朝ご飯準備してたらやっと治が帰ってきた

太「済まないね」

貴『なら初めからしないでよね。服は着替えお風呂場。体冷えてるだろうからお風呂入ってから探偵社来てよ』

太「えぇー、一緒に出社しよーよー」

貴『いつもバラバラでしょー？』

朝ご飯は一緒に食べるんだよ？でもこの人二度寝するから←

太「今日は一緒に出社したいのだよ」

貴『別に良いけど早くしてね』

君の考えが分からないんだけど

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