私と彼とのほのぼの恋人記[文スト]太宰治

太宰が風邪を引いた！？ ページ10

朝起きると太宰の顔が赤かった。おでこに手を当てると熱かった。ほらみろ。風邪引いたじゃん

貴『あー、とりあえず起こすか｡太宰一？』

太「・・・おはよう」

貴『太宰、熱あるから今日探偵社休みな？国木田に電話するから寝てろ。』

太「はーい」

貴『お前熱あるのに元気だな。私仕事行くね』

太「行かないでよ。」

貴『行きます。』

太「行かないでよ。」

寂しそうな太宰の目を見たらなんか仕事いけなくなった｡

貴『国木田に電話する』

PPP

国「なんだ｡」

貴『太宰熱あるから今日探偵社休む。私も休む。ナオミちゃん達にお礼言っといて！頼んだ！』

国「・・・分かった。太宰にしっかり休んで溜まった仕事片付けろと言っておけ」

貴『・・・私も？』

国「当然だ。」

貴『鬼！仕事の地縛霊！』

ブチッ

太「Aちゃんも休むんだ？」

貴『お前が言ったんだろうが。お粥の元とかなんか買って来るからそれまで誰かにみてもらおう。』

太「私留守番くらい出来るよ？」

貴『もしもの為に！あ、アイツなら暇そうだな』

PPPP

貴『もしもし？今すぐ私の家来て。どうせ暇でしょ？休みだし。じゃあ頼んだ。』

ブチッ

またまた相手の返事を待たずにブチ切る。皆さんはもうこのパターンみたことあるからご存知だろう。これから来る人物のことを。

�・30分後�・

ピンポーン

貴『やっときたか』

ガチャ

中「いきなりなんだよ」

貴『中也に仕事を与える！』

中「あ"？何だよ」

貴『私が買い物行って帰ってくるまである人の看病。じゃあ頼んだ！あ、途中で帰ったら二度と口聞かないから！』

中「分かった。」

ガチャン

貴『よし。スーパーだけじゃなく色々回ろう。うん』

�・Aの家�・
太「中也！？」

中「太宰！？」

太「なんで中也がここにいるんだい？帰りなよ。いや、帰れよ」

中「生憎こっちも帰れねェ事情があるんだよ。」

太「何の事情？」

中「ここで帰るとアイツが口聞いてくれなくなるんだよ！」

太「なら余計帰れ」

中「なんで俺がここに呼ばれたか知りてぇか？」

太「知りたくもないし聞きたくもない。」

中「テメェ風邪治ったら殺すわ」

この後いろいろ男のケンカする声が聞こえたとか聞こえなかったとか。

Aが帰って来たのはこれから約1時間後だそう。

ガチャ

貴『ただい・・・テメェらふざけんなよ！？家掃除しろよ！なんで帰ってきたら家の中グチャグチャ何だよ！？まあ原型留めていただけでも』
※太宰の風邪は無事治りました

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