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小｜中｜大｜生まれながらに持っていた力を周りの人魚は怖がってとある人魚に重い重い金の錨を鍵をかけてその鍵を仄暗いなんて言葉じゃ足りないくらい真っ暗な深海へと沈めた。


彼女の世界はとある良心的な幾人の人魚のせめてもの自由を、と与えられた長い長い鎖の範囲だけ。


ありとあらゆる世界や物を繋ぐ海の世界で彼女の世界はたったこれっぽっち。


けれども彼女は歌うことが好きだったからいくら嘲りの声を受けても、喉を潰されかけようとも歌い続けた。


乏しい光が小さな彼女の世界を照らす変わることがなかったはずの日常は突然壊される。


無邪気な同族の単なる好奇心だけでいとも容易く、あっさりと。執筆状態：連載中





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作者名：鈴懸 | 作成日時：2021年8月17日 23時

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