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「俺とお前は、年齢差も、仕事も、全部関係ないんだ。俺は、お前の初めての友達。だから心配すんな。どんなことがあっても、俺だけはお前の味方だ。...んだよ、その顔。バーロー、もう二度と言わねえぞ...」

...新一。お前にそう言われた時、俺は初めてこの世界で、息ができた。

いつも黒々とした海に溺れて、少し息を吸おうとすれば、息を感情ごと奪おうと海から無数の手が出てくる。ぐちゃぐちゃに揉まれた俺は抵抗できずに無数の手によって海にまた沈められ、感情を代償に息をしようと何かに手を伸ばすことを繰り返す。

哀れだ、滑稽だ、あんな捨てられた子供に、道具以上の価値はない...。そう、誰もが口を揃えて言う俺に。

お前のようなやつが。

あの日から。

お前は俺の心の拠り所で。

お前が精神安定剤で。

俺の命に代えても_いや、世界の人間全てを犠牲にしてまでも守りたい、唯一無二で。

友達で、弟で、後輩で、先生で、仲間で。

時間が経つにつれ、それぞれの方面で有名になっていった俺たちは、あまりたくさん会うことはできなかったけど。

ああでも_


「_半月も会えてないのは、絶対、おかしい」


掠れた声は、誰にも届かない。



存在証明の続編です執筆状態:連載中















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作者名:ウルク民に※キョロウ | 作成日時:2020年4月23日 10時

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