確か、モトカレ (ページ10)

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ついていけずに置いてけぼりだったら

森「あ、北斗！！」

顔をあげたら

松「…これ、阿部ちゃん先生から」

って、わたしと大我くんにプリント差し出す彼

松「来週までだって、締め切り」

京「うわ、図書便り、俺たちが描くの？A頼んだ」

樹「北斗！いいところに来たよ！自販で当たったから一本余るの！」

森「って、おい！！！！お前らのために買ってきたんじゃねぇよ！」

森「ごめんね、Aちゃん、どっちがいい？」

京「もう口付けちゃったもん。間接キスでいいなら交換するよ」

京「まぁ俺の間接キスは高いけどな」

「タダでもやだよ」

京「おいお前」

渡「京本どんまい」

京「渡辺うるさい」

森「どっち？」

紅茶か麦茶

樹「聞くまでもないだろ。このAちゃんの顔だぞ？紅茶に決まってんだろ」

森「はい、じゃあAちゃんが紅茶、北斗が麦茶！」

「あ、ありがとう…」

って、受け取った紅茶を机の上に置く

紅茶、飲めないんだよなぁ

なんか苦手なの

松「…じゃあ、これよろしく」

京「やだ、受け取らない」

松「受けとれよ」

京「俺やりたくない！Aやって！」

って受け取り拒否大我くん

わたしの机に麦茶置いて

松「ん、受けとれ」

まじで本気で押し付けて渡した彼

京「…くそ」

松「京本、言葉遣い」

京「くそが！！」

松「…京本」

京「なに。」

松「Aばっかにやらせんなよ」

じゃ、俺は渡したからなって去っていく彼

・

・

そして

わたしの机に残ったのは

麦茶。

「…」

樹「んだよ北斗！今の格好よかったな！」

こ「今のはイケメン」

樹「まって、こころちゃん、それはだめだよ」

こ「松村くんって彼女いるのかなぁ」

慎「いないよ～」

樹「慎太郎！！！言うなよそれ！」

こ「え、いないの？うわ～、嬉しい」

って完全田中くんで遊んでるこころ

「…。」

偶然なのか、わざとなのか、この麦茶

「…。」

わかんない