確か、モトカレ (ページ11)

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嵐のように場を荒らしてそそくさと帰って行った森本くんと田中くん

心「Aって松村くんと知り合い？」

「あ、知り合いっていうか…」

なんだろう、わたしたちって

京「ってかさ、北斗のやつ強引なんだよ」

渡「京本が、受け取らないからだろ」

京「渡辺うるさい」

心「翔太うるさい」

渡「…、Aちゃ～ん…あいつらが虐めてくる」

「ちょっとうるさいかな」

渡「え、まってAちゃんまで？！」

わたしもパニックだよ。今。

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それから数日後の

金曜日のお昼休み

「大我くん、図書室いくよ」

京「えぇ～、だるいだるいA行ってきて」

「ねぇ、大我くんが書いたんじゃん黒板に！」

京「去年はこんなに怠くなかった」

「…、あっそ」

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もう知らない。我儘すぎるよ大我くん

大我くんを置いて一人で図書室へ向かってカウンターでご飯を食べる

「…」

一人で食べるご飯って、あんまり好きじゃない。

図書室は全然人が来ないし

暇だなぁ～って、椅子でグルグルして遊んでたら

京「…置いていくのは悲しいじゃん。」

「…おそい。」

京「置いていくなよ」

「駄々こねるんじゃないよ」

京「意外と鬼だなお前」

「うるさいがきんちょ」

京「ごめんなさい」

「うん、いいよ」

京「お前って怒ると怖いな」

さっきまでイライラしてたけど、大我くんが来たら来たで結構楽しい

京「え、これどーやんの？」

機械オンチだったり

京「あ、あっちっす」

場所聞かれたときに結構人見知りだったり

京「ねぇAちゃんとして」

仕事には真面目だったり

京「北斗のどこが好きだったの？」

流れで聞いてきたり

「流れの問題じゃないよ」

京「バレた？」

くっそ～って

「お、真面目にやってんな」

「あ、阿部ちゃん」

「京本、阿部ちゃんってやめろ」

せめて先生つけろって阿部先生

「この日誌書いておいて」

「は～い、はい、Aの出番」

「…、はい」

「書き終わったら月曜の2組に回しておいて」