・ ページ26
「そしたら、まさかのあずちゃんが紺野達にあることないこと言われ始めて」
まじであれは酷かった、けど俺らが言ったらもっと酷くなる気がして、女って分かんないじゃん。
怖い生き物だから。
遠回しには言ったけど、聞かなくて。
しかも俺たちも、Aが何も言わずに転校したのが結構ショックで、ちょっと気が滅入ってた。
友達じゃなかったのかなぁとか、考えたりして。
だから、紺野達の話すことも少し分かった。
「で、その時きょもが、ね？」
ってきょもの方を見ると、ぷいって目をそらされる
「え、京本くんなんかしたんですか？」
「たまたま廊下通りかかったきょもの耳に、でかい声で教室であずちゃんとAのこと悪く言ってた紺野達の声が聞こえてさ」
「きょもがいったの」
「お前、そんなでかい声で言うんじゃなくて、言いたいことあるなら1対1でいえよ」
「なんでお前にあいつと多田のこと悪く言われなきゃいけないわけ」
「しかも、周りも何で何も言わねぇの」
「おい、樹、聞いてんの」
「コーチも、北斗も」
「お前らが1番分かってんじゃねぇの、あいつのこととと多田のこと」
って言い残して去って行ったきょも
「そこから、紺野は急に静かになって、あずちゃんに罪滅ぼしって感じでめちゃくちゃ話しかけてたけど、あずちゃんガン無視」
「え、京本くん、格好良いっすね」
「いやまじであの時のきょもは格好よかった」
「でもその後１ヶ月くらい大我俺らと口聞いてくれなかったんだよ」
ってコーチ
「そう、京本俺らのこと廊下ですれ違ってもガン無視」
って北斗
「あれ結構キツかったけど、それで目覚めたよね俺ら」
「それをしょっぴーたちから話聞いてたの俺ら」
って慎太郎
「そうそう、大我まじで１ヶ月不機嫌で俺たちが話しかけても無視だし、岩本くんでさえ気遣ってたよね」
ってジェシー
まじで、Aがいなくなってから俺らも１度バラバラになった
「なんかさ、しばらくはこの6人で集まることなかったよね」
「そう、クラスでも違う人とつるんでたね」
「え、そんなにですか？何で戻ったの、今みたいな関係に」
「ジェシーだよね？声かけてくれたの」
「うん、またみんなで馬鹿みたいに騒ぎたいって言った」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1563人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴 - めちゃめちゃ良かったです所々涙してました。いちごミルクにつられてます (2023年4月25日 22時) (
レス) @page42 id: 6e74d30808 (このIDを非表示/違反報告)
1004jhonly(プロフ) - 凄いです、、夜中4時まで一気読みしちゃいました、、 (2021年5月5日 2時) (レス) id: 9f81d7b8f3 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 一気に読んでしまいました｡とても面白くて涙腺崩壊しながらも読み続けてました。小説でこんなに泣いたのは始めてです。素敵な作品をありがとうございます！ (2021年1月17日 2時) (レス) id: f8b80cce37 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました。 (2020年7月31日 7時) (レス) id: 59109f0c35 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 夢中になり一気に読了しました。学生生活特有の恋のむずがゆさ、切なさ、そういったものに久しぶりに触れて昔に戻ったような気持ちになりました。そしてお話の中の京本くんに本当に恋したかのような気持ち…後遺症でプロローグ聞いたりいちごミルク飲んだりしてます。w (2020年7月31日 7時) (レス) id: 59109f0c35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆず
| 作成日時：2020年5月9日 19時
