雪 (ページ4)

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京本が車を飛び出す。

京本「ほくとっ！ほくと？！」

その様子を見守る大男たち。

樹「まってカメラ」
もちろんシャンプーも常備している。しつこい。

慎「きょも変わらず足遅ｸﾞﾌｧｯ」

何が起こったのだろう。

見ると

樹の拳が慎太郎のお腹にクリティカルヒットしている。

超スローで確認できないくらいのパンチの速さだ。

ｼﾞｭﾘﾀﾅｶ、恐ろしい子。

京本が北斗の元へ駆け寄る。

樹「動画動画動画動画」

ちゃっかり慎太郎もケータイ片手に沸いている。

京本が北斗の横に寝転ぶ。

「「うぉううぇ？！」」

混乱する観客しんじゅり。

何か話しているようだ。

しばらく見てたらきょもほくのそばにあった雪だるまが崩れた。

「「うわああああえ？！」」

混乱するしんじゅり。

笑い合っている。

あの。

きょもほくが。

車内の2人は動画を止め、ニヤリ合う。

慎「やっぱりビジネス不仲なのよ。きょもほくは。」

樹「俺泣けてきたもんね…泣」

慎「どしたの大丈夫？！」

涙を拭う慎太郎のハンカチ。

慎「あそうだ、樹さ、俺と旅行行かない？」

樹「…え？」

慎「新しいピアスも開けてほしいし。」

ちょっと照れたように顔を隠す慎太郎。

耳まで赤くなっている。

それをみた樹はそっぽを向きながら

樹「ま、まあ、行こうか？」

と喜ぶのであった。