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五話 ページ7

それから一週間、何事もなくすぎていく日々を、有り難いとも知らず、甘受していた。

甘受していたという表現は不適切かもしれない。

甘受はしていない。

夢ノ咲学院は変人の巣窟と聞いてはいたが、その意味がようやく分かった。

普通の学校に鳩だしてバラだして叫んでる人いるか！？その場は培った運動神経で逃げましたとも。

他にも噴水に人が浮かんでたり、上級生にお金求められたりしたけれども、
それがどれほど平和かそのときの私には分からなかった。

その後から、歯車は狂いだしていく。

否、狂っていた歯車が動き出しただけなのかもしれない。

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作者名：エル | 作成日時：2022年9月29日 20時

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