十三話 ページ15
藍香SIDE
目覚めてすぐ、見慣れない天井だと思う。
テンプレなことを思ってるなぁと自分でも考えつつ、辺りを見回す。
ここ、保健室っぽいな〜確か･･･あぁ、倒れたのか。
この程度なら慣れているため、淡々と考える。
まぁ、見知らぬ男子に囲まれて、肩とか触られたらそうなるだろう。
多分、人もいないだろうし、早く準備して帰ろう･･････。
翠「あ、起きました････････？」
あ･････････人、居たな…。
まぁ一人くらいなら大丈夫かな〜。
じゃなくてこの背が高い人は･････････高峯さんか。
いいなぁ････････････身長20cmぐらいもらえないかな…。
まぁ早く帰ろう。
翠「先輩方、天音さん起きましたよ…。」
･････今、先輩方と仰いました？
千秋「おお！目が覚めたか！」
藍香「え･･･あ･･････はい。」
千秋「それはよかったぞ！」
ちょっと煩い気がするけど気のせいだろう。
･･････鞄、用意してもらっちゃったみたいだな…。
藍香「あの、迷惑かけてしまってすみません。では私は帰りm」
千秋「そう言えば名乗ってなかったな！よし！みんないくぞ！」
途中で遮るな！
千秋「赤い炎は、正義の証！真っ赤に燃える生命の太陽！流星レッド！ 守沢千秋……☆」
え？
奏汰「あおいほのおは、しんぴのあかし！あおい『うみ』からやってきた〜♪りゅうせいぶるう！しんかいかなた……きら☆」
鉄虎「黒い炎は努力の証！ 泥で汚れた燃える闘魂！流星ブラック 南雲鉄虎……！」
翠「緑の炎は、慈愛の証……。あと何だっけ癒しがどうとか… 名前が『翠』だから流星グリーン…… 高峯翠……」
忍「黄色い炎は希望の証！闇に差しこむ一筋の奇跡！流星イエロー！ 仙石忍……☆」
･･･････････････････････････････････････････････････そっか。
高峯さん、やる気が･･･。
まぁもういいや･･････帰ろ。
藍香「では、私は帰ります。ありがとうございました。」
今日はいろんな人と会って、話してしまった･･･。
これ以上が起こるなんて、私は知る由もなかった。
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作者名：エル | 作成日時：2022年9月29日 20時
