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十八話 ページ20
藍香SIDE
よし、これで完璧！これなら怪しまれずに、すべての過去を暴露せずにすむよね！
これ以上巻き込むなんてだめに決まっている。
みなさんには悪いけど、死んでほしくない。
命を惜しむなら、関わらない方が賢明だ。
藍香「じゃあ、帰りますね」
ひなた「あ･･･」
藍香「ん？何ですか、ひなた？」
まさか･･････ばれ、てるわけないでしょ。
過去を知ってるのはニキくんと燐音さんぐらいだ。
ひなた「ううん、何でもないよ〜じゃなくてさ！！このまま帰る気なの！？もうこんな時間だよ！」
･･････え？
藍香「このまま帰る気ですけど」
千秋「駄目だろう！！俺たちが送るぞ！」
ひなた「あ、セリフとられた･･･」
藍香「いや、そこまでしてもらわなくても良いですよ？」
やんわりと言ってはいるが、出来れば切実に辞めていただきたい。
いつばれるかわからないし、なによりストーカーなんていたら危ない。
それにこの人数と一緒にいては私が駄目になる可能性もある。
全「駄目だ！/だよ〜/でござる/っす！/です〜/じゃないかな…/ですよ〜」
十人十色に駄目だと言われる。
藍香「でも･･･忍「駄目でござる！絶対に駄目でござるよ！」･･･はい」
圧に負けた、負けてしまった･･･。
可愛い子が圧かけても可愛いけど！負けちゃうな…。
うぐぅ、
千秋「大人数がいやなら何人かにしようか！」
藍香「そういうことじゃ･･･」
ひなた「はいは〜い、俺達行きます！」
何処からか引っ張ってきたであろうひなたにそっくりな子を連れてきたひなたが手を挙げた。
ゆうた「勝手に決めないでよアニキ。まあ送るつもりだったけど」
ちょっと待て、話を聞け、人の話、ちゃんと聞こ？
忍「拙者ももちろん行くでござるよ！」
翠「俺も･･･」
鉄虎「俺も行くっす！」
奏汰「ぼくもいきますよ〜ぷか〜」
三年生！止めてよ！
千秋「俺も行くぞ！！！」
おいぃぃぃ！！！
千秋「よし、じゃあ行こう！」
有無をいわさぬまま、帰ることになってしまった。
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作者名：エル | 作成日時：2022年9月29日 20時
