【ヒプノシスマイク】～勘違いから始まる恋愛事情～【夢野幻太郎】

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──── 恋愛とか、興味なかった。
些か不思議なことではあるが、自分には友人のために物語を紡ぐというその仕事が何よりも好きで、恋愛よりも先にその友達を笑わせることが優先であった。

今日も今日とてつまらない世界に淡々とした物語を思い浮かべ、書いて、出版する。

流れ作業のようなことをこれからもし続けていくんだと思った。

なのに ─────。

「あっ……」

担当編集者の押し切りによってお見合いをさせられ、二回目の世間一般で言われるデートと呼ばれるもので私は情けなくも石に足を取られて、その女性とキスをしてしまった。

慌てて謝ろうと顔を上げたが…

「げ…幻太郎さんもそういう、お、お気持ちで…!!」

「え？あっ…あー…」

──── 勘違い、させてしまった。執筆状態：連載中