04.陵南高校での生活《仙道彰》 (ページ31)

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「………」

ビットに座る仙道の顔はちょうどAのお腹辺り。

「仙道くん…？」

「見上げるのも…なかなかいいですね」

「…っ/」

「いつも上から見てたから…」

かなり背が高いからいつも見下ろしていた。Aの身長は167cmである。

「上目遣い、かわいいなぁって思ってましたよ」

「上目遣いなんてしてないわよ/ 身長的にそう見えるだけだもん…」

「それもそうか(笑)で、Aさん話変わるけど…今から魚住さんの家行きません？」

「え、ほんとに捌いて貰う気？」

「もちろん(笑」

「電話してから行ったほうがいいわね」

「それは大丈夫。昨日言ってありますよ」

「準備早いww」

前もって言っていたらしい。明日釣りに行くから釣った魚捌いてくださいとお願いしていた。

「じゃあ私が仙道くんの荷物もってるから、あなたは自転車漕いでね？」

「二人乗りですね。了解」

魚住の家までAの自転車で行くことに。

「そういえば、片山くんはどうするの？」

「あーあいつは大丈夫。俺が居ないって分かったんなら勝手に帰るでしょうし」

「そう？」

片山は現在例のお姉さん達と羽目外し中…である。釣り竿を片付けて仙道は荷物をAに持ってもらった。

「それじゃあ荷物お願いします」

「OK」

右手を仙道のお腹に回す。仙道はAを乗せ自転車を漕いで、魚住の家に向かった。