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出店をひと通り周る。
「ねえ仙道くん！結構あるね〜出店っ」
「そうですね。輪なげとか射的もあるのか…」
「あ、スヌーピーのぬいぐるみだわ！可愛いなぁ…」
射的の景品にスヌーピーがある。
「なら、俺が獲ってあげますよ」ﾆｺｯ
「お、やるかね少年！はい、100円」
「いや、お金はいりません」
「え？なんで」
「デートですから、俺が出します(笑」
「悪いわよ；」
「やだなぁAさん、恥をかかせないで下さいよー」
「うぅ、わかったわよ；」
1回100円で5発である。
店主「はいよ！兄ちゃんっ」
「………」
仙道は狙いを定めた
ﾊﾟﾝｯ)
「すごーい！1発で倒れたっ」
なんとスヌーピーのぬいぐるみを1発で獲得
「はい、Aさんどうぞ」
「ありがとう♡かわいい〜！」
あと4発ある。残る景品は、食用油350mlとお菓子のポッキー、そしてクレヨンしんちゃんのぬいぐるみ、バスケットボールをモチーフにしたキーホルダーだった。
「あ、しんちゃんもいいわね。獲って獲って！」
「了解。………」
ﾊﾟﾝｯ)
(狙い定めるときの真剣な表情、、かっこいいなぁ…)
とAはそう思うのだった。またも1発で獲得
「うわーやるねー！仙道くんっ」
そしてポッキーとキーホルダーも獲得した。
「食用油は無理でしたね」
店主「すごいよ兄ちゃん！彼女喜んでくれて良かったねっ」
「か、彼女じゃ…/」
仙道「はい、ありがとうございます」ﾆｺｯ
彼女じゃないと否定しようとすると遮られ、仙道は笑顔で店主に応えた。
(もう…仙道くんてば！/)
景品は店主に袋に入れてもらった
そのあとAは輪なげしたりして遊んだ
射的から100m離れたところには食べ物の屋台が並んでいた。
「少し小腹が空いたわねぇ」
「Aさん、たこ焼き食べますか？」
「そうしようかな！」
「じゃあ買いましょうか」
「待って！このお金も出す気？」
「もちろん」
「たこ焼きは私が…」
「さっきも言ったけど、デートなんで気にしなくていいですよ(笑」
「でも…ほんとに悪いわ」
「大丈夫。あなたが傍に居て、笑ってくれたらそれでいいんですよ」
「仙道くん…そ、そこまで言うなら…」
「そうそう。じゃあ並びますか」
「うん」
たこ焼きに並んでいた女のお客は仙道に釘付け。1人だけデカくて良い男だからだ。かっこいいと呟く女の人も居た
(やはり目立つわね仙道くんて…私なんかが居ていいのか；のれんを潜るんだもんね)
さっき居た射的の屋台に三田と湯村がいた
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作者名：touko. | 作成日時：2022年10月19日 23時
