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23時半───
そろそろ年越しそばを作る時間。神谷はUNOをやめお風呂に入りに行ってる。
坂「A、そろそろ作ろうか」
「真綾は座っててよ(笑。私が作ってあげるわ」
坂「え？でも…」
櫻「真綾ちゃん、Aが作るって言ってるから座ってな？動いてばかりいるだろ？」
鈴「たまにはゆっくりしてええよ。働いてばかりなんやから。孝宏がAを手伝うから。な？真綾」
坂「いいの？A」
「もちろん、座ってていいよ。ね？」
坂「ありがとう。じゃあお言葉に甘えるね。冷蔵庫好きに開けていいからね」
「うん、ありがとう」
Aはキッチンに立ち、年越しそばを作る。櫻井も手伝う。
「孝宏、座ってていいのに」
「ごめん、俺Aの傍にいたい。だから手伝う」
「ほとんど料理しないんだから、足手まといにならないようにねwww」
冗談でそんなことを言った。
「ならねえよww」
「でも傍にいたいって言ってくれて嬉しいよ」
「俺、ほんとはお前と…」
「ん？」
「同棲したいって…思ってるんだけど。今すぐ」
「え？/」
櫻井はAと同棲したいらしい。
「だめ…か？」
結構勇気を出して言ったのだが…
「…だめ」
「え!?だめなの？なんで…？」
「今すぐは無理よ。紫耀が卒業するまでは」
「あぁ…そうだった紫耀君忘れてたな。紫耀君も一緒でいいけど」
「いや、私が嫌なの。同棲するなら孝宏と2人がいいもん…イチャイチャ出来ないでしょ？/」
「A、イチャイチャしたいんだ(笑」
「う、うん…/そう思うの私だけ？」
「俺もイチャイチャしたいに決まってる！わかった、卒業するまでは同棲はお預けな」
「うん、ごめんなさい」
「いいよ」
「でも、嬉しかったわ」
「フ…笑。A」
「ん？」
年越しそばのスープを煮ていたとき、
chu…
短い口づけ。
「ん…孝宏ったら……」
「来年もこうして一緒にいたい」
「うん、ずっと一緒よ」
2人は微笑んでそう話していた。その様子を鈴村夫妻はほっこりした目で見ていた。
鈴「孝宏ほんまAのこと好きやなw」
坂「当たり前だよ、櫻井さん8年も片思いしてたんだから」
鈴「まさに運命の女なんやろな」
坂「そうなんだろうね。奈々ちゃんも本気で櫻井さんのこと好きだったんだろうけど…」
鈴「けど孝宏にその気はないんやし、しゃあないよ。俺は孝宏が、Aが幸せならそれでええから」
坂「うん、私も二人が幸せならそれでいいよ」
鈴「俺らも幸せ。な？」
坂「フフwうん」
鈴村は真綾の手を握り、真綾は鈴村に寄り添った。
暫くすると年越しそばが出来た。
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作者名：touko. | 作成日時：2020年12月27日 16時
