四十人目 ページ41
敦side
敦「佳奈さん!!!
もう止めて下さい!!!貴女、自分がどうなるか分かっているんですか?!」
佳奈さんはまだ戦いを止めない。
むしろ、ヒートアップしているかのように思える。
どうすれば………………
宮「先輩!!!!
先輩は何時も、殺しは嫌だと、言っていたじゃないですか?!
だから私情では人は殺さないし、任務でも最低限の殺ししかしないし、部下だって殺させない。
うちを抜けようとしたやつが貴方のお陰でどんなに助かったことか!
貴女自信の願いは貴女じゃないと叶えられないんですよ!?
どうしたいか言って下さい!!!」
佳奈さんはその時、此方を見た。
そして、言った。
佳「光なんて私の世界に在って欲しくなかった。
反吐が出そうなほどに出逢いたくもなかった。
でも、見てしまった。
知ってしまった。
もう、あの頃には戻れない。
どうせ、死ぬのなら___________」
佳奈さんの身体には沢山の爆弾がついていた。
佳「どうせ、死ぬのなら。
私は、ユートピアを終わらせ________
探偵社員として。
死にたい。
矢張り、私は。
光に見初めてしまった。
だから_____闇としての。
殺しの私はもう、死ぬ。
此で最後だ。
私は、例え認められなくても、探偵社員としてもう一度生きたい。」
彼女は起爆スイッチに手を触れた。
駄目だ、と、思ったときには、もう。
押していた。
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作者名:ゆい | 作成日時:2018年12月15日 22時