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十六人目 ページ17

佳奈sids


安「しかし、本当に来るとは。驚きましたよ。
貴方も、政府には楯突くとどうなるか重々、承知の筈でしょう?

其ほど、探偵社が大切なんですか?」


佳「どうだろうね。

実を云うと、私もよくわからない。

助けたいのかもしれないし、何だか知らないうちに動いてる感じだからね。


でも、安吾が協力してくれて良かったよ。

お蔭で上手く出来そう。」


と、答えた。

因みに、先程ボスを買収するために5億円と可愛い写真を渡したばかり。

意外とあっさりとOKした。


あの人、若干、幼女趣味が入っているからな。

ポートマフィアのボスと気が合いそう。



そして、今から。



特務課と政府を買収する。


買収と言うよりも、情報で脅す。有力な情報たっぷりと仕入れたし。
裏でどんなに汚いことをやっているかと思うと寒気がしたもんだが、まさかあんなにやっているとは。


引くとか通り越してむしろ感心している。


安「また、僕達特務課が報告書書くんですからね。
手伝って下さいよ。

でないと、これ程のことです。


一週間以上寝られません。」


佳「わかってるよ。


そうだな、君たちの書類の3分の1を片付けよう。
その代わり、もう1つ簡単な仕事してくれない?」



安「何ですか?」



佳「この事、絶対に探偵社にバレないようにして欲しいの。

あの、乱歩さんにもだよ。


私は、彼等を守る為とはいえ、高性能爆弾を仕掛けた。
おまけに、此れからもっと沢山やるだろう。


そうでもしないと乱歩は怪しむからね。


うちのユートピアから守るには、絶対に気付かれないようにしないと。

ユートピアの存在を知っているのは特務課位。
恐らく、あの人は勘づいているがね。

後は、エージェント其々に裏での名がある位で、其れ等の人間が繋がっているとは思わないようになっている。

安吾だけが頼りなんだ。


ユートピアは存在を知ってしまったら、その人を確実に消してしまう。

政府の人間も多く殺されて来た。



異能開業書も持っているし、『より良い世界のために』なんて下らない謳い文句言っているけれど、実際は只の殺しの組織。


誰も其に逆らえない。


頼むよ、安吾。」



安「分かりました。貴方が其処まで云うのなら、そうしましょう。

ですが、貴女自身は其でいいんですね?」



佳「構わないよ。


私は、裏切る位が性に有っているし、


其に、私は、人を傷つけることでしか、人を救えない、無能な人間だ。」

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作者名:ゆい | 作成日時:2018年12月15日 22時

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