#4 ページ4
side.少女
深夜0時丁度
我が家が静まる時間帯
暗くなった家の中
窓から入る月の光に当てられた合成ダイヤモンドのネックレスは本当にニセモノかと疑う程に煌々と輝いていた
眠れない
こんな事は多々ある事だった
さほど気にもしないのでテキパキと布団から出て防寒具を羽織り、ダイヤモンドのネックレスを首に掛ける
静かに部屋から出れば階段を降りて玄関に真っ直ぐと向かう
かちゃり
静かな空間が揺れた
扉を開ける為に掛けた体重の勢いをそのままに、外へと飛び出した
こういう時だけ"いい子"を忘れて"わるい子"に成れる
もう覚えてしまった道のりを街灯に照らされながら歩く
『誰もいない…まぁ当たり前か』
ひょっこり
目的地の公園に着けば当たり前の事を小さく呟く
とことこ
定位置のブランコに座ってきぃ、と揺りかごの様に揺らす
ゆらゆら
童心に帰って足をぶらぶらさせた
何かに取り憑かれたように同じ事を繰り返していれば人の気配
それにビックリして振り向けば見回りの警官かと思えば全然違くて
??｢…おい。子供がこんな時間に何してんねや。危ないやろ｣
綺麗な金髪空色の瞳で、黒いスーツを少し着崩して身にまとった男の人だった
思わずその男の人を見ていればずんずん、と此方に近づいてきて何をするのかと思えば隣のブランコに腰をかけた
??｢…何してたんや、お前｣
『ぇ。あ、寝れなかったので、気晴らしに散歩に……』
??｢こんな真夜中にか？ってか親御さんは心配しないんか？｣
『はい。特には…』
??｢ふーん…｣
問われた質問にしっかりと返す
ふーん、なんて声を漏らした金髪さんの瞳は何処か冷めていて、何処か寂しげだった
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しぐれ(プロフ) - 白狐さんこんばんは！今日この小説を初めて読ませていただきました！←何様だよ((( もう、あれですね。ものすごく好きです。どタイプです…！！他の作品もちょっとずつ読んでいきます！！これからも頑張ってください！！あ、でも、無理はしないでくださいね！！ (2020年7月30日 21時) (
レス) id: f0eebbb972 (このIDを非表示/違反報告)
おつ2 - 夢主よ、妹と母がくっついてたら密だ！ (2020年7月28日 9時) (レス) id: b32bfe3549 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 応援してます頑張ってください！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 806f0ec526 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - たのしそう,,,,,,,,, (2020年7月27日 20時) (レス) id: 806f0ec526 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - やぎーぬさん» 復讐のできるコロナで安全に吹き出しました。多分私も末期ですね(？)コロナは復讐出来ますよ(ﾆｯｺﾘ) (2020年7月23日 22時) (レス) id: 3a2a306946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐 | 作成日時：2020年7月11日 14時
