#17 ページ17
side.少女
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私は走り出して直ぐ痴漢したおっさんに追いつけばそのまま追い越し、構えて手を素早く掴んだ、そしてそのまま
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男｢ｯは…？｣
『おじさーん、もう少し粘ってくんなきゃ。全然楽しくないじゃん』
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背負い投げをし、絞め技へと繋げた
少し首が絞まってる状態だからとても息苦しそう
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表情が抜け落ちた顔でおっさんを見下ろす
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滑稽なこと…
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そんな事を思えばいつの間にか無意識に力を入れてしまっていた様で、気絶していた
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やりすぎたか
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そう考えたがまぁ自業自得なので割愛する
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すると周りが騒がしくなっていた事に気がついた
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駅員｢君！どうしたんだい！？｣
『…嗚呼、ごめんなさい。このおじさんに車内で痴漢されまして。やり逃げされそうになったので背負い投げして締めてたんですけど…ちょっとやりすぎちゃったようで…』
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ご覧の通り、とでも言うように、自分の隣で眠るおっさん
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気絶している間にこんな醜態を晒しているとは思わないんだろうね
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本当に笑える
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それから色々と話を聞かれてそのまま解放された
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助けてくれたあの可愛らしい男性はいつの間にかいなくなっていた
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駅の地下街を歩いていれば前方に見知った人
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『あれ、エミさん…』
em｢おや、楓さん。こんにちは｣
『どうも…何でここに？』
em｢あぁ、友人と待ち合わせなのですが、ここが何処か分からなくてですね…｣
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なるほど、迷子というわけか
『じゃあ、私が付き添いましょうか。昨日送ってくれたお礼に』
em｢本当ですか？それではお言葉に甘えて｣
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にこりと微笑んだ彼はやはり優しかった
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しぐれ(プロフ) - 白狐さんこんばんは！今日この小説を初めて読ませていただきました！←何様だよ((( もう、あれですね。ものすごく好きです。どタイプです…！！他の作品もちょっとずつ読んでいきます！！これからも頑張ってください！！あ、でも、無理はしないでくださいね！！ (2020年7月30日 21時) (
レス) id: f0eebbb972 (このIDを非表示/違反報告)
おつ2 - 夢主よ、妹と母がくっついてたら密だ！ (2020年7月28日 9時) (レス) id: b32bfe3549 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 応援してます頑張ってください！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 806f0ec526 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - たのしそう,,,,,,,,, (2020年7月27日 20時) (レス) id: 806f0ec526 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - やぎーぬさん» 復讐のできるコロナで安全に吹き出しました。多分私も末期ですね(？)コロナは復讐出来ますよ(ﾆｯｺﾘ) (2020年7月23日 22時) (レス) id: 3a2a306946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐 | 作成日時：2020年7月11日 14時
