図書室の蝶/#.youside ページ36
『はぁｯ…ふぅｯ…な、なんやったんや、あの大群…』
息を切らして早3分
お昼をぴくととらっだぁと食べようとしていた所、何故か大量の女子に追いかけ回された
いやなんで?←
俺なんかしたっけなぁ…
なんて思えば追いかけられた時、咄嗟に入った部屋を見渡す
『図書室やったか…』
顔を上げて見渡せばそこには大量の本が置いてあった
何処を見ても本で、鼻で空気を吸い込めば本特有の紙の匂いとインクの匂いが鼻腔に残る
『懐かしいなぁ…』
??｢おや…何かお探しですか?｣
唐突に後ろから物腰柔らかそうな、聞き覚えのある声に少し驚き、分かりやすく肩を揺らしてしまった
??｢あ、驚かせてしまいすみません…大丈夫ですか?｣
『あぁ、いえ…大丈夫です…すみません…後ろから声をかけられるのがどうしても慣れなくて…巫山戯て驚かしてくる分には良いんですけど…ははｯ…』
俺を驚かしてしまった事に丁寧に謝ってくれるこの人
現世でも変わらないな
『エミさん…(ﾎﾞｿｯ』
薄い茶髪に白く見えるパールの様な瞳。物腰柔らかく知識豊富な頭脳は色々な作戦を考えるのに必要不可欠の存在だった彼
アンティークの物を趣にし、モノクルはいつも彼の左目に付けられていた
そんな彼は教養の無い、拾い子の俺やシャオロンの先生として色々な物を教えてもらった
その彼が、目の前にいる
とても、懐かしかった
em｢えっと…大丈夫ですか?｣
『ｯあぁ…すみません。少しぼー、としていました。えっと、俺、城崎 来弥って言います…多分、先輩ですよね…?』
そう言えばこれは余談やけど、この学校は学年によってネクタイの色が違うんや
3年生だと赤、2年だと緑、1年だと青、ってな
エミさんは赤だったから3年だとすぐに分かった
後でトン氏にエミさん何組か聞いとこ…()
em｢えぇ、そうですが…来弥さんって、貴方でしたか｣
ふんわりと笑ったエミさんはそう言っていつもシャオロンさん達がお世話になってます、と付け足した
彼奴ら…なんか話したな…(正解)
『ははｯ…えっと、エーミールさん、でしたよね…?シャオロンから聞いた事あったので…』
em｢えぇ、最も、私がエーミールです。よろしくお願いしますね｣
『あ、はい、』
ふわふわと笑ったエミさんはとても天使に見えた
なんか、輝いて見える…()
こうして俺は(記憶のない)エミさんと出会ったのだ
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白狐(プロフ) - 夜の町さん» マジすか?!ありがとうございます!!無理しない程度に頑張りますね!! (2020年5月20日 11時) (
レス) id: 08db4b3f0e (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - レンさん» あ"ｯ…良いかも()そのご意見参考にさせてもらいますｯ!!!()ありがとうございます!! (2020年5月20日 11時) (レス) id: 08db4b3f0e (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - くずをさん» ありがとうございます!!もっと評価されるように頑張ります!!! (2020年5月20日 11時) (レス) id: 08db4b3f0e (このIDを非表示/違反報告)
夜の町(プロフ) - 読んだ瞬間心いぬかれました。はい。更新、無理は言いません。頑張って下さい！ (2020年5月19日 22時) (レス) id: af5663f329 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 竹刀ww…顧問は軍曹さん？？！…… (2020年4月15日 19時) (レス) id: 784374d164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐 | 作成日時：2020年2月3日 9時
