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11話 ページ12

トントンとノックする音に、思わずビクッとする。

森山「A大丈夫(ボソッ 母さん何?」

森母「夜ご飯とお風呂出来たわよ」

森山「わかった。すぐ行く」


スタスタ…とどこかへと戻っていく音を聞き、私は思わず力を抜いた。


『びっくりした…普段家に誰もいないから、身構えちゃいました…』

森山「そんなに身構えなくていいぞ?ここはAの家みたいなものだからな」

『わかってるんですけど、つい…』

森山「直になれるさ。それよりどうする?」

『私お風呂後でいいですよ。森山さん、練習で汗だくだろうし』

森山「わかった。じゃあ先行ってるな」

『はーい』


パッと着替えと洗濯物を持つと、森山さんはお風呂場へとむかっていった。


『私もご飯食べに行こう』



『わあ!すごい美味しそう…!』


リビング(と思われる場所)に行くと、そこにはたくさんの料理が並べられていた。


森母「咲楽ちゃんだったわね?口に合うといいのだけれど…」

『好き嫌いはないので大丈夫ですよ』


適当に空いている席に座ると、料理に手を伸ばす。


『いただきます(パクっ 美味しい…自分で作ったのより美味しいかも…』

森母「あら、嬉しいこと言うじゃない〜」


頬に手を当てながら森山さんのお母さんはそういう。

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作者名:怜花 | 作成日時:2019年12月15日 7時

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