episode 2 ページ3
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私たちC6の6人が庶民狩りの対象者のいる教室へと向かっていると、一般生徒たちが道を開けながら遠巻きに見てくる。
庶民狩りの雰囲気を感じとったのかな。
庶民狩り____スーパーセレブの生徒のみが通える名門
学園にふさわしくない一般庶民の生徒を排
除するC6の政策。
もとの英徳学園を取り戻すため、とは言っているけれど本当にこのやり方で良いのか。私には自信がない。
でも晴と海斗の気持ちは本物だから、私はついていく。
隠れ庶民がいるという教室へ晴を先頭に入っていく。
そして晴は隠れ庶民の机を叩いた。
晴「2年D組、小松原拓だな。」
海斗「去年から寄付金額ゼロ、授業料も前期分を滞納し
ているな。」
「どういうことか説明を。」
晴、海斗を先頭に私たちは6人で小松原くんを囲んで睨みつける。
小松原くんはすっかりおびえきった様子で泣き声で呟いた。
小松原「父の会社の経営が上手くいっていなくて、でも
半年後には授業料もまとめて…」
そのとき、晴が小松原くんに退学届を差し出した。
晴「庶民狩りに例外はない。」
「お前は学園の品格を損なった。」
「英徳に庶民はいらない。」
そう言い捨てて立ち去る晴に私たちも続く。
小松原「ちょ、待って…待てって！」
追いすがってくる小松原くんを杉丸が振り返りざまに拳を振りかざした。
その拳に衝撃を受けたのか小松原くんは膝から崩れ落ちてしまった。
そんな彼に見て見ぬふりをして私は足早に教室を出た。
愛莉「皆もちゃんと寄付してね。じゃないとー、」
「庶民狩りしちゃうから！」
後ろから愛莉の可愛いらしい声と笑顔で脅しをかけるのが聞こえる。
このやり方は正しいのかな。
海斗「A、浮かない顔をするな。」
『海斗…。』
サロンに戻る途中に海斗から指摘をされる。
海斗「お前はいつまで経っても庶民狩りに慣れない
な。」
『こんなこと慣れないよ。』
海斗「でもこの方法で寄付金額が伸びているのも事実
だ。」
「元の英徳学園を取り戻すためだ。割り切れ。」
『海斗は強いね。』
海斗「っ、そんなことは…。」
海斗を見上げて言うと、視線を外しながら海斗は否定した。
そのときに、私に聞こえないくらいの声で海斗が呟いたのを私は知らなかった。
海斗「お前を守るためには強くないといけないだろ。」
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小春 - とても面白いです！海斗が好きなので海斗落ちというのが楽しみです！更新待ってます！！！ (2018年11月2日 22時) (
レス) id: 03ecfa6884 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - こんばんは！！とっても面白くて大好きです！出来れば天馬君オチがいいな…なんて笑更新楽しみに待ってます！ (2018年10月28日 22時) (レス) id: 1cf252bae5 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 教えてくれてありがとうございます。 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年9月15日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
*YUA*RAM*(プロフ) - ひかりさん» お話を読んでたくさんのご指摘をありがとうございます。誤字が多くてすみません。すぐに訂正をしますね。また、｢｣の名前が無いのは同じ人物の台詞が連続するときに省略をしているからです。分かりにくくてすみません。 (2018年9月14日 19時) (レス) id: 2812de563b (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - 沢山の直しを言ってしまいすみません(._.) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年9月12日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*YUA*RAM* | 作成日時：2018年6月24日 5時
