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episode 1 ページ2

英徳学園。




お嬢様、お坊ちゃまたちの通う由緒正しき学園。


10年前にはF4、花の4人組と呼ばれる爆発的な人気を持つ人たちの支配していた学園。


当時の学園自体の人気もずば抜けていて、ステータスも高かった。





そして、現在。


現在も英徳学園を守る集団、C6、正しき6人がいる。

家柄、容姿がずば抜けて優れているという6人。





まあ、かくいう私もそのひとりなのだけど。







「Aさん、おはようございます!」


『ええ、おはよう。』





送迎のリムジンから降りて校舎へ続く道を歩く。


すると、後ろから朝の挨拶の声が聞こえる。

知らない女子生徒だったけれど、笑顔を意識しながら返事をするとその女子生徒は泣きそうなほど喜んでいた。





海斗「A。」


『海斗!おはよう』



後ろから聞き慣れた声が聞こえて振り返ると予想通りの人物が立っていた。


同じくC6の一員であり、私の幼馴染み。

海斗はメガネを中指で戻しながら私に話した。



海斗「ああ、おはよう。」

  「それより、今日はサロンで会議を行うと言ったはずだ。早く行くぞ。」


『あ!忘れてた!早く行かなきゃ!』



私たちは慌てて校舎へと向かう。すると、周りの生徒たちは黄色い歓声とともに慌てて道をあけてくれる。


同じ学園に通う生徒なのだから、そんなにかしこまらないで欲しいと思うのは欲張りなのかな。




晴「おい、お前ら遅えぞ!」


海斗「すまない。」


『ごめんなさい、皆。』


一茶「大丈夫だよ、まだ時間にはなってないし。」


杉丸「待つこともまた修業。」


愛莉「2人ともおはよう!」




サロンに着いた私たちに先にいた4人の声がかかる。



私たち6人が、C6、正しき6人だ。



海斗「晴、今日の対象者だ。」


晴「ああ。」


『え、今日は何をするの?』


晴「決まってんだろ。」




私が問いかけると、晴は私を振り返って不敵に笑った。






 「庶民狩りだよ。」

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小春 - とても面白いです!海斗が好きなので海斗落ちというのが楽しみです!更新待ってます!!! (2018年11月2日 22時) (レス) id: 03ecfa6884 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - こんばんは!!とっても面白くて大好きです!出来れば天馬君オチがいいな…なんて笑更新楽しみに待ってます! (2018年10月28日 22時) (レス) id: 1cf252bae5 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 教えてくれてありがとうございます。 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年9月15日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
*YUA*RAM*(プロフ) - ひかりさん» お話を読んでたくさんのご指摘をありがとうございます。誤字が多くてすみません。すぐに訂正をしますね。また、「」の名前が無いのは同じ人物の台詞が連続するときに省略をしているからです。分かりにくくてすみません。 (2018年9月14日 19時) (レス) id: 2812de563b (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - 沢山の直しを言ってしまいすみません(._.) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年9月12日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*YUA*RAM* | 作成日時:2018年6月24日 5時

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