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驚いたような、困ったようなそんな顔で俺を見たお兄さんは、すぐに俺から視線を外し、彼女に視線を移した
「A…？ちょっと俺にも分かるように説明してくれへん？」
「……だから、このお兄さんをメンバーにするの。」
「うん。それは分かった。なんでこのお兄さんをメンバーに入れようと思ったん？」
「……死.のうとしてたから」
彼女がそう言うとそのお兄さんは、また驚いたような顔をしてこちらを見た。
「あの、君はAと知り合いなん？ですか？」
『あ、いや、さっき初めて会って、、、」
さっき！？と今度は少し大きめな声で驚いた後、頭を掻きながらそのまま続けた
「あー、そっか、そうなんか。A、どこまで話してるん？」
「……何も話してないよ。音楽やろって誘っただけ」
今にも泣き出しそうな彼女は、下を向きながらボソッと答え
る
そんな彼女に、お兄さんはまた困ったような顔をしていた
……これ、また俺のせいやん。
この人たちの大事な時間をまた俺が潰してもうてる
『…あの、俺帰ります。すみませんでした。皆さんの大事な時間、俺のせいで潰してしまって。』
頭を深く下げて謝った。
ほんま情けない。恥ずかしい。
「…っお兄さん！待ってよ！話だけでも聞いて…？」
『イヤ、僕きっとここにいても迷惑なんで。
もう別に死.のうなんて思わないんで。気にしないでください。ありがとうございました』
ドアを開けようとしたときに、ポンっと肩を叩かれ反射的に振り返ると、さっきのお兄さんが今度は笑顔になってた
「僕、�霤朕鰺気辰童世い泙后�
俺ら月.水.金の夜19時からと日曜の昼13時から大体ここで集まってるねん。
……よかったらいつでもいいから来てみて？」
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作者名：きょん | 作成日時：2021年9月26日 22時
