【ツイステ】不幸の姫君【アズール】

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リドルくんが目を開けた。
よかった…

リ「…………。ボク……本当は、マロンタルトが食べたかった。」

エ「へっ？」


リドルくんがいきなり言い出してびっくりした。


リ「薔薇は白だっていいし、フラミンゴもピンクでいい。お茶に入れるのも角砂糖より蜂蜜が好きだし、レモンティーよりミルクティーが好きだ。みんなと食後のおしゃべりだってしたい……」

『リ、リドルくん…？』


リ「ずっと、もっとトレイたちと、遊びたかった……
　う、うう……うううっ……わぁあああん！」

ケ「うっそ……。あのリドルくんがギャン泣きしてる……」

リドルくんは泣き出した。
みんな驚いている。

エ「おいこら！泣けば許されると思うなよ！」


『エースくんは空気を読もうか。』


泣きたい時は泣かせてあげればいいのに…


ト「俺も悪かった。お前が苦しんでるの知ってたのに、ずっと見ない振りをしてた。だから、今日は言うよ。リドル、お前のやり方は間違ってた。だからみんなにちゃんと謝るんだ。」

リ「……うっ、ぐす……ごめんなさい……。ごめんなさい……っ！」

エ「オレ、寮長が今までの行動を謝ってくれたら、言おうと思ってたことがあンすけど……ゴメンの一言で済むわけねーだろ！絶ッッ対許してやらねーーー！！！！」

『君は阿保なの⁉』


その後リドルくんは『何でもない日』のパーティーで許してもらうことになった。

僕はそのまま帰ったが、その後すぐアズールに怒られたのは言うまでもない。


真紅の暴君〜完〜

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