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‥
朝食を食べ終わって、
今日は、俺らが帰るまで4人で店番。
いつも忙しそうなのに、
4人でやると何故か更に忙しくなって。
きっと、それはあいつのせい。
「あ！そこの可愛いお姉さん！ドリンクだけでも飲んでいかない？」
そこらを歩き回るビキニの女性に声をかけては店に入れる伊野ちゃん。お陰で店の中は女性だらけ。
雄也さんが隣でため息吐くレベル。
山田はというと、そんな光景を楽しそうに見つめていた。
「やーまだ、なんかすることある？」
「えっとねー、…あ、今レジ整理してるから丁度いいわ、財布持ってる？」
「うん？持ってるけど」
「ドリンク代、払って」
目の前に手を差し出し、指で「早く」と合図をする。
その顔はもう、商売人のそれ。
まあ約束だったし、払わなきゃね。
財布を出してファスナーを開ける。
そこにあったはずの、1000円札4枚。
「……ああ！」
「なに…」
「持ってきたお金…全部山田の指輪に使った…」
「…はぁ？？」
そうじゃん…5日経っても全然使わないからいっか！って、結構高いやつ買ったんだ…。
「…はぁ、…じゃあ……」
「ごめんね？」
「次ね」
「ん？」
指についたシルバーを見ながら、
山田が呟く。
「…次、会う時、払ってね？」
さりげなくされた、「次」の約束。
こんなちょっとのことなのに、すげえ嬉しくて。
思いっきり頷いた。
‥
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だんご(プロフ) - 綺麗な文章で素敵でした！arymちゃんと思いきや大好きなtkinも出てきて幸せでした。ありがとうございました！ (2021年4月23日 14時) (
レス) id: 75e27edd14 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 綺さん» ありがとうございます（ ; ; ）はい！待ってます♪ (2020年7月4日 10時) (レス) id: 8a2ad34e00 (このIDを非表示/違反報告)
綺(プロフ) - もえさん» 読んでいただいてありがとうございました！今のところ考えてないので何かいいお話が浮かべば書かせていただきますね！ (2020年7月4日 6時) (レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 完結おめでとうございます！もし宜しければ番外編等書いて欲しいです！ (2020年7月4日 2時) (レス) id: 8a2ad34e00 (このIDを非表示/違反報告)
綺(プロフ) - 盟さん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございました！これからもよろしくお願いします！ (2020年7月3日 12時) (レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺 | 作成日時：2020年6月4日 8時
