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‥
「ただいまぁ…、って……え、」
「あ、伊野ちゃんおかえり」
「おかえりー」
数時間後。
夜になって、帰ってきた伊野ちゃんが、口を開けたまま一時停止。
それもそうだと思う。
さっきまで眠ってた奴が起き上がってるし、
それに、
そんな奴の肩に頭を乗せてテレビを見る人物が1人。
「え…え、？」
「…あっ、俺ご飯作らなきゃ、」
「えー、もうちょっといいじゃん」
「もうテレビ飽きたわ！」
あの後山田が、
顔と耳を真っ赤にしながら「俺も好きだよ」と言った。
夢かと思った。まだ寝ぼけてるのかって。
でも、でもさ、
「言えてよかった、」
なんて微笑まれちゃ、夢になんてしたくない。
嬉しすぎて、山田を抱きしめたくらいだもん。
戸惑ってた。可愛かった。
「なんでお前らそんな普通にしてんの…」
「涼介ー、店の電球切れちゃった」
「あー、そこの棚の中に替え入ってるー」
「はーい…っ、うわ…え、なになに、伊野尾くん、」
「一大事すぎるだろ…！？」
続けて入ってきた雄也さんの肩を掴んでぐわんぐわんと揺らす伊野ちゃん。
そんな2人を他所に、山田は着々と準備を進める。
「あー山田の作る夕飯食えるのもあと2回かぁ」
「明後日帰るんだもんね、」
「うん、俺も仕事あるからさ」
「…そうだよね、…あ、ご飯炊けた、」
山田と同じ想いを通わせたという嬉しさと入り交じる、あと2日という現実。
急に感じたこの寂しさをどうするべきか、
俺にはまだわからなかった。
‥
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だんご(プロフ) - 綺麗な文章で素敵でした！arymちゃんと思いきや大好きなtkinも出てきて幸せでした。ありがとうございました！ (2021年4月23日 14時) (
レス) id: 75e27edd14 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 綺さん» ありがとうございます（ ; ; ）はい！待ってます♪ (2020年7月4日 10時) (レス) id: 8a2ad34e00 (このIDを非表示/違反報告)
綺(プロフ) - もえさん» 読んでいただいてありがとうございました！今のところ考えてないので何かいいお話が浮かべば書かせていただきますね！ (2020年7月4日 6時) (レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 完結おめでとうございます！もし宜しければ番外編等書いて欲しいです！ (2020年7月4日 2時) (レス) id: 8a2ad34e00 (このIDを非表示/違反報告)
綺(プロフ) - 盟さん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございました！これからもよろしくお願いします！ (2020年7月3日 12時) (レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺 | 作成日時：2020年6月4日 8時
