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山田と話をしながら家に帰った。

髪、服から滴り落ちる雨のせいで玄関には2つのちっちゃな水溜まり。
「雄也に怒られちゃうな」って口を尖らせた山田の元に、雄也さんがやって来た。




「…涼介」

「はい…」




怒られると思ったのか、まるでガードをするように山田が目を瞑る。

そんな山田に、思いっきり抱きつく雄也さん。




「っわぁ!」

「はぁぁ…よかった…今度こそ死んだと思った……生きててよかったぁ…」

「あー…ごめんね、?」




抱きつかれながら俺の方を見て嫌そうに顔を顰める。でもなんだかその表情は、「幸せ」も紛れている気がした。

お似合いじゃん、

って、思いたくもない感情がひとつ。




「大ちゃん、ほんっとにありがとう…俺の涼介見つけてくれてありがとう…」

「雄也のじゃないっつーの。俺お風呂入ってくるね?」

「あ、待って、1回タオル持ってくるから。
…大ちゃんも……え、大ちゃん?」




その雄也さんの声で、山田も、ドアの奥から出てきた伊野ちゃんも、もちろん雄也さんも俺の事をまじまじと見る。

そんな3人の姿が、徐々に、ぼやけていく




「あ、これやばいやつ、」




伊野ちゃんがそう言った瞬間、

ぷつり、とゲームの電源を切るみたいに
意識がそこで途絶えた。






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だんご(プロフ) - 綺麗な文章で素敵でした!arymちゃんと思いきや大好きなtkinも出てきて幸せでした。ありがとうございました! (2021年4月23日 14時) (レス) id: 75e27edd14 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 綺さん» ありがとうございます( ; ; )はい!待ってます♪ (2020年7月4日 10時) (レス) id: 8a2ad34e00 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もえさん» 読んでいただいてありがとうございました!今のところ考えてないので何かいいお話が浮かべば書かせていただきますね! (2020年7月4日 6時) (レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 完結おめでとうございます!もし宜しければ番外編等書いて欲しいです! (2020年7月4日 2時) (レス) id: 8a2ad34e00 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 盟さん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございました!これからもよろしくお願いします! (2020年7月3日 12時) (レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月4日 8時

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