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‥
とりあえず手荷物だけ持って砂浜の方に足を運ぶ。
日差しが暑いせいで裸足では歩けないくらいだった。
持ってきたビーチサンダルを履いて砂浜を伊野ちゃんと2人で歩く。
「まじで海きれー！」
「ねえ大ちゃん」
「んー？」
「俺さぁ、日陰行きたい」
そう、俺はここに車を走らせてすぐに気付いた。
この人は海にも入らないしなんなら日陰から出てこないって事に。
ほんと、痛恨のミス。
他にも誰か連れてくりゃ良かったわ。
「えー、じゃあ海の家行こ？」
「お！ナイスアイデア！大ちゃんにしては！」
「一言余計だわ！」
海の家、と言った瞬間急に足取りが軽くなったようにずんずん進んでいく伊野ちゃん。
そんな伊野ちゃんについて行くと、砂浜に立つ赤い屋根の海の家が見えた。海の家の後ろ側の奥には古い民家が一戸。
「あ、あったあった、確かあれ」
「確かなんだ」
伊野ちゃんが先に海の家を覗く。
急に表情が明るくなるもんだから何事かと思っていると、出てきたのは The海男 って感じの男性。
うわ、超かっこいいじゃんこの人
「待ってたよー、伊野尾くん」
「ごめんごめん、大ちゃんの運転が遅かったのー」
「俺は安全運転して来たんだよ、！」
「あはははっ！…君が有岡くん？話は聞いた
俺の名前は�睫斃彩蕕任后△茲蹐靴�ね！」
「あ、よろしくお願いします！」
「んでたかぎ、あの子は？」
「たかきね、あー、俺と同じ経営者！」
店の奥の涼しげなカウンターで、お客さんにかき氷やら焼きそばやらを渡してるもう1人の男性。
女性？…あ、男性か。
「雄也！サボってないで手伝って！手回んない！
……あっ、ごめんなさい！雄也の友達？」
付けてるエプロンで手を拭きながら、雄也さんを急かすように店から出てきたその人。
…あー、
「こっちが伊野尾くん、こっちが有岡くんね」
「山田涼介です、よろしくお願いします…！
…あ、雄也。サボるのもいいけど俺手2本しかないんだからね？早く手伝って！」
「はいはーい、2人とも暑いでしょ？店入ってって！」
「はーい、……ん、大ちゃん？どしたの？」
やばい と一瞬で悟った。
山田涼介と名乗る彼が声を発した瞬間、体が麻痺したみたいに動かなくなって。
魔法か！？
なんて、そんな馬鹿げたものじゃない
これはきっと……
‥
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だんご(プロフ) - 綺麗な文章で素敵でした！arymちゃんと思いきや大好きなtkinも出てきて幸せでした。ありがとうございました！ (2021年4月23日 14時) (
レス) id: 75e27edd14 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 綺さん» ありがとうございます（ ; ; ）はい！待ってます♪ (2020年7月4日 10時) (レス) id: 8a2ad34e00 (このIDを非表示/違反報告)
綺(プロフ) - もえさん» 読んでいただいてありがとうございました！今のところ考えてないので何かいいお話が浮かべば書かせていただきますね！ (2020年7月4日 6時) (レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 完結おめでとうございます！もし宜しければ番外編等書いて欲しいです！ (2020年7月4日 2時) (レス) id: 8a2ad34e00 (このIDを非表示/違反報告)
綺(プロフ) - 盟さん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございました！これからもよろしくお願いします！ (2020年7月3日 12時) (レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺 | 作成日時：2020年6月4日 8時
