【銀 魂】神隠しにあった少女【坂田銀時】

9話 初仕事 ページ12

Aside



千「これ、どうしよう」

千は置いていったふだを見て言う

貴「あとで返せば？」

千「そうだね！」

私と千はふだを拾って桶に入れる

ドバァァァ

貴「ん？」

いきなり床が水浸しになった

千「ああああ！！」

後ろを見るとお湯があふれ出ていた

私はピョンと飛んで紐を引っ張って

お湯を止めた

千「溢れちゃったね」

貴「仕方ないよ」



私と千はリンさんが戻って来るのを待っていた

すると湯婆婆様が

湯「千！桜奈！」

と、呼んだ

私と千は急いで湯婆婆様のところに行った









湯「いいかい、お前たちの初仕事だ。これから来るお客さんを

おお湯で世話するんだよ。わかったね！」

貴・千「はい！」

すると、ものすごい匂いが鼻をついた

千はあまりの匂いに鼻をつまむ

湯「千！お客さんに失礼だろ！？」

やってきたのは全身ヘドロのようなくされ神、オクサレ様だった

オクサレ様は私と千にお金を渡す

ドロッとした物が手に落ちてきて鳥肌が立つ

私と千は静止してしまう

湯「千！桜奈！何してるんだい？早くご案内しな！」

貴「は、はい」

千「こ、こちらへどうぞ……」

大湯へ向かう途中リンさんが

リ「桜奈！！千！！」

と、呼んでいたが私達はいきなりの仕事と

匂いに気を取られていて気づかなかった





大湯へ案内すると、オクサレ様はお湯に浸かった

たちまち大湯は湯船だけではなく

床や壁もヘドロだらけになった

オクサレ様はお湯に浸かっても全く綺麗にならなかった

オクサレ様はうめき声をあげながら私と千の方を見る

貴「え？ちょっと待って！」

足し湯をすればいいんじゃないかな……

さっきの蓋があるし

貴「千！さっきのふだ！」

千「足し湯をするの！？」

貴「うん」

私は遠くにあるふだが入った桶を取りに行く

その間千はさっきの壁の蓋を開けていた





私はリンさんがつけてたみたいにふだをつけて上にあげた

するとまたギキギギギ…と音を立ててお湯が出て来るところが出てきた

私と千は紐を引っ張る

その時にお湯は出たけどヘドロのせいで私達は湯船に落ちた

ドバァァァ！！



お湯の中に入ると私と千の汚れが取れた

出てきたのは薬湯だ

でもオクサレ様はちっとも綺麗にならない

私と千はオクサレ様にあげられる

そのあとここを見て、と言うかのように私と千を体の一部に連れて行った

そこには棘のようなものが突き刺さっていた

貴「トゲ！？」

千「っぽいね」

10話 お仕事成功！→←8話 大湯掃除

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